冲方丁が二次創作小説をテーマにトーク　短編映画祭SSFF＆ASIAの特別企画

世界の100を超える国と地域から集まった約5000本の作品からおよそ200作品を厳選、これを全て無料で上映する。俳優の別所哲也が代表をつとめる国際短編映画祭ショートショートフィルムフェスティバル & アジア 2015 （SSFF & ASIA2015）である。
17回目の開催となる今年は6月4日（木）から6月14日（日）まで、東京と横浜を会場とする。12月公開予定の『スター・ウォーズエピソード7／フォースの覚醒』のヒロインであるデイジー・リドリーが主演の『ブルー・シーズン』、アカデミー主演男優賞を受賞のエディ・レッドメインが出演した『ハリウッド・ポートフォリオ』、ジョージ・ルーカスの『スター・ウォーズ』にも影響を与えたとされるカナダ人の映像作家、アーサー・リプセットの『21-87』などが上映される。

開催期間中には、会場で様々な関連イベントが開催される。6月6日17時50分からは、表参道ヒルズスペース　オーにて「冲方サミット×ブックショート」を実施する。人気作家の冲方丁氏を招く。
「ブックショート」は二次創作をテーマに短編小説をウェブで公募し、大賞作品をショートフィルム化やラジオ番組化するプロジェクトである。これに冲方丁氏を中心に出版社やビデオメーカーのスタッフが集結した組織「冲方サミット」が、新企画「冲方塾」として参加する。『マルドゥック・スクランブル』『天地明察』、『もらい泣き』の二次創作が解禁される予定だ。
会場ではこの企画の詳細も発表される。SSFF & ASIA2015の発起人である別所哲也氏も登場し、対談が行う。参加料金は税込2000円。

また、『インターステラー』で2015年（第87回）米国アカデミー視覚効果賞を受賞したイアン・ハンター氏をゲストに招いた。SFX技術や最新のVFXなど、彼の映像技術を垣間見られる「ハリウッドVFXセミナー」も行われる。
会場はやはり表参道ヒルズスペース　オー、6月7日15時40分からとなる。料金は1500円（税込）だ。

このほか多様性に富んだ作品の中から「イギリス特集」や「アカデミー賞プログラム」と銘打っていくつもの特集が組まれている。今回は本映画祭初の試みとして、親子連れで楽しめる「チルドレンプログラム」が用意されている。
また、コンペティション部門には、劇団ひとり、千原ジュニア、バカリズム、森ハヤシ、それぞれの監督作品もノミネートされている。約200本もの上映作品に、ゲストを招いての各種イベント、親子で楽しめる特集等、まさにショートフィルムのお祭りと呼ぶに相応しい、盛りだくさんの内容となっている。

ショートショートフィルムフェスティバル＆アジア 2015
開催期間　：　6月4日（木）から6月14日（日）
shortshorts.org

「冲方サミット×ブックショート」
二次創作をテーマに短編小説をWEBで公募し、大賞作品をショートフィルム化やラジオ番組化するプロジェクト。冲方丁氏と本映画祭代表別所哲也のスペシャル対談も実施。
ゲスト：冲方丁（作家）

日時：6月6日（土）　17：50～19：40　会場：表参道ヒルズスペースオー　
料金：2,000円（税込）　　