映画「チャッピー」音楽ユニットのダイ・アントワードが本人役で出演
『第9地区』のN・ブロムカンプ監督が手がけた映画『チャッピー』の特別映像が配信された。本人役で映画デビューを飾った音楽ユニットのダイ・アントワードをフィーチャーしている。
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そんな本作で意外な人物たちがが本編を彩る。音楽ユニットのダイ・アントワードが、本人役で映画デビューを飾った。今回は新たに、本作の特別映像が配信され、彼らをフィーチャーした内容になっている。
南アフリカ出身のダイ・アントワードは、リードラッパーのニンジャ、サイドラッパーのヨーランディ、DJのHi-Tekで構成された3人組ユニットである。2009年のデビュー以来、アヴァンギャルドな音楽性やパフォーマンスで人気を博している。
『チャッピー』に本人役での出演が決まったのは、ニンジャとヨーランディの二人だ。AIロボットのチャッピーを育てるストリートギャング役を務めている。
ニンジャは今回の起用について「僕らはニール監督の大ファンで、映画に出てくれと言われたときは震えた。しかも本人役なんだ!」と喜びを語った。彼はチャッピーに銃の撃ち方や悪事などを教え込む父親的な存在を演じている。
一方のヨーランディはチャッピーの名付け親という役割を担当。二人はチャッピーの育ての両親とも言える難しい役柄に挑戦した。
ニール・ブロムカンプ監督は今回の起用について「ギャングがチャッピーを育てたらというアイデアが突然浮かんだ」と語った。監督は作中のリアリティを追い求め、チャッピーのアジトを飾り付けるため、実際にダイ・アントワードのアートワークや音楽を使っているほどだ。
二人との共演シーンが最も多いディオン役のデーヴ・パテルは「彼ら自身も隠れ家も全てダイ・アントワードそのもの。リアルな作品を作っている実感がわくよ」と意気込みを語った。ダイ・アントワードを両親に、ギャングスターを目指すことになったチャッピーは一体どのような成長を見せるのだろうか。
[高橋克則]
『チャッピー』
5月23日(土)より丸の内ピカデリー他全国ロードショー
http://www.chappie-movie.jp/
《高橋克則》
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