3大アニソンフェスのプロデューサーが集結! AnimeJapan 2015の座談会で白熱トーク
AnimeJapan 2015では「Anime+3大アニソンフェス座談会」が開催された。3名のプロデューサーが登壇し、フェスについて語り合った。
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まずはフェスの内容について、アニサマはアニソンのオリンピック、アニマックスは巨大な公開収録、リスアニは各アーティストのワンマンライブの集まり、と各プロデューサーが紹介。それぞれに色の違う、特徴的なこだわりがあることが明かされた。
観客にフェスへの参加経験を問うと、3つのフェスすべてを経験している強者も。
続いて、各フェスの映像を見ながら、特色をより詳しく解説。アニサマは『Wake Up, Girls!』のライブの光景を流しながら、演出の半分以上はお客さんの作る景色、と解説。アニソンイベントならではの、二次元と三次元を繋ぐ演出を心掛けているそうだ。
また、アニマックスは横浜アリーナでのライブの中から、fripSideの南條愛乃さんが会場を練り歩くシーンを映し出した。オールフラットである横浜アリーナの特徴を生かし、観客とアーティストの距離が近くなる工夫をしているとのこと。
リスアニは、いつもはトリをやるというLiSAさんが1曲目を務めるという、貴重なライブシーンを放映。アーティストが本当にやりたいことを極力叶えることが、結果的にお客さんにも楽しんでもらえるライブになると語った。
さらに各フェスの様子をもう1曲ずつ流し、フェスの広がりや、初見からコアなファンまで楽しめるような工夫、技術など、様々な秘話を熱く語った。3社が3社とも、アニソンやフェスに対しての強い想いに溢れており、プロとしての意識の高さを感じさせた。
続いて、フェス開催における苦労話などについて。最近はアニソンフェスの数も増えているようで、特色や強みを出そうとそれぞれに工夫を凝らしている。ぜひそれを楽しんでほしいとのこと。
また、フェスの運営による収益を聞かれると、どのフェスも意外と「儲かってない」とのことだ。規模が大きい分、半端じゃなくお金がかかるそう。人件費だけでなく、LEDや機材への費用も相当なものなのだとか。愛があるからこそ続けられる、非常に大変な仕事であることが語られた。
さらに事前に集められていた質問に答えるコーナーが設けられ、トークが白熱。あっという間に終わりの時間に。まだまだ話し足りない聞き足りない、と終了を名残惜しく感じる、非常に濃い座談会となった。
[取材・文=月乃雫]
《月乃雫》
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