――「ファミリーアニメフェスタ」のサイトのページを見ると本当に人気作品を網羅しています。これだけの作品を集めた。そこからどういったイベントをやっていくか、そこは難しくなかったですか。
太田
子どもの好きなものって何だろう? と考えました。その時に子どもだけでなく大人も楽しいもので「お祭り」という話があって。「じゃあ縁日を各タイトルでつくったら?」と決めました。
たとえば『プリキュア』で「アクセサリーつくりをしましょう」とか、『ドラゴンボール』では「ドラゴンボールすくい」をやろうと。作品に関わっているものを膨らませた感じです。
――ほかにどういったものがありますか。
こどもアニメスタジオでは アニメをつくろうコーナーでちびまる子ちゃんを実際にみんなで作ったり、
写真撮るコーナーには『アイカツ!』、『プリキュア』『ドラえもん』『しんちゃん』『ポケモン』。プレイコーナーでは『アイカツ!』のだるま落としがあります。、エアトランポリンも入れます。これはでっかい6メートルです。それに『妖怪ウォッチ』のスタンプラリー、あと『ワンピース』の輪投げなどがあり、さらに無料で見れるステージも一日5回あります!
盛り沢山です。
「ファミリーアニメフェスタ」だけでも1日遊べるようにしています。ステージも無料で見れますし、プレイコーナーは有料と無料がありますが、千円だせば3回遊べます。朝から夕方までいたら相当楽しめると思います(笑)
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――小学生以下は無料ですが、ビジネス的に考えればかなり厳しい選択です。これは決めたきっかけ何だったのでしょうか。
太田
誰かが「小学生は無料でいいよね」と言って、僕もそう思っていたので「俺はそうしたほうがいい」と。もちろんお金は大切ですが、子どもたちがアニメと触れ合う、未来への種まきをしなければいけません。委員会でも割りとすんなりと決まりました。これで子どもが楽しんでくれたらうれしいですね。
――逆に「ファミリーアニメフェスタ」は、大人だけでは入れません。大人でも楽しめそうな内容ですが。
太田
もちろんアニメのタイトルでも、大人にも人気のものがあります。大人にも見てもらいたい気持ちもあるんです。ただ今回はファミリーという形で特化したいと、分けさせてもらいました。本当は「けっこう面白いことやっているでしょ」と言いたいですね(笑)。
まず子どもに楽しんでもらう、それが子どものためのイベントかなと思います。大人が入ると少し目標が違う気がします。「子どもたちの好きなもの集めました」、これを単純に楽しんでもらいたいです。
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