ディズニーミュージカル映画「イントゥ・ザ・ウッズ」 神田沙也加が「アナ雪」の原点を語る
映画『イントゥ・ザ・ウッズ』試写会が2月25日に開催され、宣伝ナビゲーターとして神田沙也加と演出家の宮本亜門がゲスト登壇した。
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『シカゴ』のロブ・マーシャル監督最新作で、メリル・ストリープ、ジョニー・デップら豪華スター共演の本作。シンデレラに赤ずきん、ラプンツェルなどおとぎ話の主人公たちのハッピーエンドの“その後”を描き出す。
サプライズで神田さんが登場すると、観客の多くは、同じくディズニー映画で、神田さんが日本語吹替え版の声優を務め昨年、記録的な大ヒットとなった『アナと雪の女王』を観ているようで、大歓声が上がる。『アナ雪』で改めてその歌唱力が称賛された神田さんだが、その原点と言えるのが17歳で宮本さんの指導の下、赤ずきんを演じたミュージカルデビュー作「Into the Woods」である。
宮本さんは、神田さんと出会ったオーディションについて「松田聖子さんの娘さんが来ているとみんな騒いでたけど、オーディションは有名・無名関係なく、ひとりずつ見せてもらった。(神田さんは)本気なんです! 『舞台女優になる』という熱意が生半可じゃなかった。赤ずきんにピッタリだと思った」とふり返る。
もちろん、神田さんは緊張もしていたようで、宮本さん曰く「最初の本読みの時の不安な表情は凄かった(笑)」とのこと。神田さんは「右も左も分からない中で、亜門さんは『あなた自身を見て、選んだんだから、あなたのままでいい』と言ってくださった」と『アナ雪』の“Let it go =ありのままで”ともリンクするかのような素敵なアドバイスを、2005年時点で授けられていたそうで「あの言葉で救われました!」と改めて感謝の思いを口にした。
宮本さんはまた、稽古場での神田さんについて「足を痛めていたらしいんですが、それを見せず、ひと言も弱音を吐かなかった」と称賛。その後の、神田さんの活躍については「親のように嬉しいです!」と満面の笑みを浮かべた。
神田さんは“恩師”の言葉に顔をほころばせ、改めて「Into the Woods」という作品の自身にとっての意味について「楽しかったし、挑戦したことないことができた思い出があり、その後も(女優を)やりたいと思えたし、そういう思いでやり続けたから昨年『アナと雪の女王』にも出会えた。感謝です!」と語り、会場は温かい拍手に包まれた。
本作の見どころなどに関して、ネタバレしない程度に語るのは至難の業のようで、宮本さんはやや苦戦…。そんな中で神田さんは、自身も演じた赤ずきんの存在に言及し「少女から大人になっていく――守らないといけない“言いつけ”もあるけど、知らない世界への好奇心もあり、失敗することもあるけど、そこから学び取ることもあり大人になっていく。言いつけを守るだけでなく、自分の考えで人生を選び取っていく」と解説し、宮本さんは「沙也加、大人になったねぇ…」と嬉しそうにしみじみ。
来月にはロブ・マーシャル監督をはじめ、キャスト陣の来日も決まっており、宣伝ナビゲーターでもある神田さんは、その際に劇中歌で物語のフィナーレを飾る楽曲であり、作品のテーマの詰まった「Children Will Listen」を生で披露することになっている。神田さんは大役を前に「みなさんにお会いできるのがまず、信じられないです! 心を込めて歌いたいと思います」と意気込みを口にし、会場は期待とエールを込めた温かい拍手に包まれた。
『イン・トゥ・ザ・ウッズ』は3月14日(土)より全国にて公開。
神田沙也加、『アナ雪』との出合いの“原点”を語る!
《text:cinemacafe.net》
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