「ガンダム THE ORIGIN」劇場上映と同時に全世界有料配信 BDも国内外同時展開
『機動戦士ガンダムTHE ORIGIN』が、に世界規模で配信と映像ソフトを同時展開する。イベント上映と同日の有料配信を中国を除く全世界でも行うと発表した。
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これは2014年にシリーズが完結した『機動戦士ガンダム UC』と同じスキームだ。様々なシーンで、それぞれのファンのニーズに合わせて作品を提供する。『機動戦士ガンダム UC』の大ヒットの秘密でもある。
『THE ORIGIN』では、こうした展開をさらに世界規模で実施することになった。バンダイナムコグループは、イベント上映と同日の有料配信を中国を除く全世界でも行うと発表した。
世界向け有料配信は2月28日から、アニメコンソシアームジャパンが運営するDAISUKI、ゲーム機向け、スマートフォン向けの配信事業各社を通じて行う。これで世界各地のガンダムファンは、時差なく『THE ORIGIN』を楽しめる。
今回目を惹くのは、インターネット向けの動画配信をバンダイナムコグループも出資する日本アニメの動画配信プラットフォームDAISUKIがほぼ独占していることだ。2014年暮れに、大型増資で再出発することになった国内資本のDAISUKIを大型タイトルで牽引する戦略がみられる。
同時に海外では大きな存在感を持つゲーム機向けの配信、そして急拡大するスマートフォン向けとDAISUKIと重ならない部分では他社を積極的に活用する。ガンダムシリーズは、バンダイナムコグループの新しいビジネスのフラッグシップになることが多いが、今回もそうしたケースになった。
配信だけでなく、映像ソフトでも国内外同時展開が目指される。こちらは4月24日の一般発売と同時期に全世界向けに投入する。
アニメの映像ソフトの同時展開は、ライセンス供与や、多言語化の手数がかかることから従来は難しいとされてきた。しかし、今回は国内で販売予定のBlu-ray Disc「Collector’s Edition」に当初より7 種類の字幕(日、英、仏、韓、中[繁体字(台湾、香港)、簡体字])と日本語、英語音声を収録する。全世界統一商品とすることで実現する。
これをアニメコンソシアームジャパンが運営するECサイトで販売するほか、米国、カナダ、英国、オーストラリア、ニュージーランド、シンガポール、韓国、台湾では、現地の流通企業を通じた販売もする予定だ。各国別にライセンスを販売、現地企業が各国版を制作するという体制を大きく変えることになる。大型タイトルに、大胆なビジネスモデル、国内外のアニメ関係者から関心を呼びそうだ。
[数土直志]
『機動戦士ガンダム THE ORIGIN』
http://www.gundam-the-origin.net/
バンダイビジュアル公式サイト
http://www.bandaivisual.co.jp/
BANDAI VISUAL CLUB
https://bvc.bandaivisual.co.jp/
■ 海外 有料配信
配信開始日: 2015 年2 月28 日(土)
配信地域: 日本、中国本土を除く全世界
配信サイト: DAISUKI(アニメコンソーシアムジャパン)、ゲーム機向け・スマートフォン向け配信事業各社
価格: 地域、配信方法により異なります。
■ 海外 商品情報
『機動戦士ガンダム THE ORIGIN I』Blu-ray Disc Collector’s Edition
発売日: 2015 年4 月24 日(金)
スペック:カラー/DTS-HD Master Audio(5.1ch)・リニアPCM(ステレオ)・DTS(ステレオ)/AVC/BD50G/16:9/日本語・英語・仏語・韓国語・中国語繁体字(台湾・香港)・
中国語簡体字字幕付(ON・OFF 可能)/日本語・英語音声を収録
《animeanime》
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