2.5次元ミュージカル協会、渋谷に専用劇場展開協会員に在京キー局4社が参加

アニメやマンガ、ゲームから広がる舞台・ミュージカルの振興を目指す日本2.5次元ミュージカル協会が、新たな施策を打ち出した。2015年3月より2.5次元ミュージカルのための専用劇場を設ける。東京渋谷区神南にあるアイアシアタートーキョーを専用劇場として、1年間活用する。
これは日本2.5次元ミュージカル協会と、アイアシアタートーキョーを運営するアイア株式会社の協力で実現する。アイアシアタートーキョーは8月21日からはミュージカル『美少女戦士セーラームーン』を上演するなど、すでに2.5次元ミュージカルファンにとってなじみの存在だ。またアイアは協会会員でもあり、今回の試みにつながった。

協会によれば今年3月の協会発足以来、2.5次元ミュージカルをいつでも見られる施設の要望は国内外で強いという。最初の試みとして、アイアシアタートーキョーでの一年間の上演プログラムを調整することでいつでも2.5次元ミュージカルを観られる環境を目指す。
ランドマークシアターを実現することで、地方や海外からのファンがより手軽に2.5次元ミュージカルを楽しめそうだ。2.5次元ミュージカルの認知度アップにもつながる。

アイアシアタートーキョーは渋谷の繁華街に近い便利な立地で、830席のキャパシティを持つ。近年は、首都圏でのミドルサイズの公演会場の不足が指摘されている。公演の主催者にとっても、有り難い存在になりそうだ。
具体的な上演スケジュールは今後随時発表する。また劇場の付帯設備やサービスなども今後、発表予定とのことだ。専用劇場ならではの、試みも期待できそうだ。

日本2.5次元ミュージカル協会は、海外に向けた施策も積極的だ。現在、アイアシアタートーキョーにて上演中のミュージカル『美少女戦士セーラームーン』の上海公演を2015 年1 月に実施することも明らかにしている。すでにミュージカル『デスノート』の韓国公演も発表しており、それに続くものだ。

また、協会会員の拡大にも精力的に取り組んでいる。新規参加の法人会員として、日本テレビ、TBS、フジテレビ、テレビ東京の在京キー局4社とブシロードを発表した。2014年8月現在で、会員数は 58（特別会員6社、法人会員40社、個人会員 11名、賛助会員1社）となった。

2.5次元ミュージカル協会
/http://www.j25musical.jp/