スパイク・ジョーンズ監督と鈴木敏夫プロデューサーが対談 映画「her/世界でひとつの彼女」
人工知能型OSシステム・サマンサとの恋愛を描いた映画『her/世界でひとつの彼女』は6月28日に全国公開を迎える。このたび、本作の公開を前に4年半ぶりに来日を果たしたスパイク・ジョーンズ監督と、スタジオジブリの鈴木敏夫プロデューサーの対談が実現した。
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5月29日に、スペースFS汐留で先行上映会が行われた。これにスパイク・ジョーンズ監督と鈴木敏夫プロデューサーが登壇、映画を巡るトークを繰り広げた。
監督は「ジブリの作品が大好きで、今日お会いできて嬉しいです!」と笑顔を見せた。
鈴木さんも「今、『思い出のマーニー』を作っているから、ここに来ている場合じゃないんだけど、僕は昔からスパイクさんの大ファン。だから、今日ここに来ました!」と初対面を喜んでいる様子だった。
『her/世界でひとつの彼女』は今年初めに行われたアカデミー賞で脚本賞に輝いている。実際に受賞会場で監督のスピーチを聴いていたという鈴木さんはその話に触れ「うらやましいなぁと思っていました(笑)」とポツリと漏らした。
一方、監督はジブリ作品を例に出し「『千と千尋の神隠し』と同じく、この映画の主人公も新しい世界に飛び込むことで、未知なる力を発揮し、チャレンジしていかなければならない。そこに共通点があります」と作品を解き明かした。
スパイク・ジョーンズ作品について鈴木さんは「いつもテーマが一貫しているんです。主人公は決してヒーローではなくて、狂気を描いている。そこに共感できるんですよね」と大絶賛。
さらに「スパイクさんは10数年で長編がまだ4本なんですよね?もっとたくさん撮ってくださいよ!」と要望を投げかけると、「映画を作る作業は時間がかかりますからね。鈴木さんはご存知のはずですよ(笑)」と返され、会場が笑いに包まれる一幕も見られた。
最後に監督は「今日は大好きなジブリの方とご一緒できてとてもうれしかったです。その作務衣スタイルも大好きです!」と、鈴木さんのいつもの服装を褒め、感謝の言葉を口にした。
『her/世界でひとつの彼女』
/http://her.asmik-ace.co.jp/
監督&脚本: スパイク・ジョーンズ
出演: ホアキン・フェニックス、エイミー・アダムス
ルーニー・マーラ、オリヴィア・ワイルド、スカーレット・ヨハンソン
《高橋克則》
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