「絶狼-BLACK BLOOD-」完成披露試写会藤田玲、梨里杏、武子直輝らキャスト・スタッフ集結

「牙狼＜GARO＞」シリーズの人気キャラクター・涼邑零が主人公となり、映画『絶狼-BLACK BLOOD-』が制作されている。その第1弾「白ノ章」が3月8日、そして第2弾「黒ノ章」が3月22日に劇場公開となる。
それに先駆け、2月27日には完成披露試写会が都内にて行われた。主演の藤田玲さんをはじめ、梨里杏さん、武子直輝さん、セイン・カミュさん、金田龍監督、原作・総監督の雨宮慶太さんが登壇した。

新シリーズで主役の座を射止めた藤田さんは、「『牙狼～MAKISENKI～』で金田監督とTVシリーズの1話の主役というのはやらせて頂いてたんですけど、今回がっちりとタッグを組んで『絶狼』のシリーズが出来あがって本当に嬉しい」と自らの想いを語った。
涼邑零のトレードマークとも言える黒いコートに触れ「このコスチュームを着ると涼邑零に切り替わってシャキッとできます」と引き締まった気持ちで撮影に臨んだことを明かした。

また梨里杏さんは「ユナは1つのことに突き進むたくましさを持った女性」と自身が演じる役柄を説明。だが同時に孤独感も持つキャラクターのため「ユナの思いを大切にしながら演じました」と語った。
ユナを守る魔戒法師カインを演じた武子さんは、「（カインが）ヘラヘラしているのは、自分の中の影の部分を隠すため、ユナを励ますためなんです」と役柄を伝え、役者としての熱い一面をのぞかせた。

また、ゼロの最強のライバルとなるリングを演じたセイン・カミュさんが、自身の役を冷静に分析する一幕もあった。「この役を演じて光栄。普通の悪は黒いイメージなのに、白の衣装で、陰と陽の東洋的エッセンスが含まれていて、興味深い役でした」。
そして金田監督は「藤田と出会って9年。10代の頃の彼と出会い、俳優として成長する彼を親のように見守ってました。こんなにも多くのファンの方に来てくれて本当に感謝」と。長年、共に仕事をしてきた役者の成長に感慨深げだ。

さらに「牙狼シリーズ」で冴島鋼牙役を演じた小西遼生さんが藤田さんにスペシャル・インタビューを行う特別映像などの上映もあり、ファンを喜ばせた。大盛況の内にイベントの幕を閉じた。
[高橋克則]

『絶狼-BLACK BLOOD-』
3月8日(土)劇場版第1弾「白ノ章」 3月22日(土) 劇場版第2弾「黒ノ章」公開
3月5日(水)より3夜連続CSチャンネル・ファミリー劇場にて世界初放送
/http://garo-project.jp/ZERO/