「マギ」や「土竜の唄」 など5作品 第59回小学館漫画賞が決定
1月21日、小学館は、小学館漫画賞を発表した。1955年にスタートした同賞は今年で59回目、現在は児童向け部門、少年向け部門、少女向け部門、一般向け部門の4部門から構成されている。
ニュース
アワード・コンテスト
注目記事
-
2025年冬アニメ、一目惚れした男性キャラは? 3位「SAKAMOTO DAYS」坂本太郎、2位「薬屋のひとりごと」壬氏、1位は…
-
第58回小学館漫画賞に「銀の匙」「アイアムアヒーロー」など4作品
-
日岡なつみ、倉持若菜ら声優とプロデューサーが研修生の疑問に一問一答! 声優に求められる能力とは?座談会インタビュー【PR】
児童向け部門の受賞はいしかわえみさんの『絶叫学級』(りぼん・集英社)、少年向け部門は大高忍さんの『マギ』(週刊少年サンデー・小学館)、少女向け部門は青木琴美さんの『カノジョは嘘を愛しすぎてる』(Cheese!・小学館)、そして一般向け部門は『土竜の唄』(ビッグコミックスピリッツ・小学館)となった。また、審査委員特別賞として室山まゆみさんの『あさりちゃん』(小学二年生・小学館)が選ばれた。
小学館漫画賞は、小学館が主催することもあり、小学館や集英社、そして白泉社の作品が受賞する傾向が強い。同時に、期間中メディアを賑わせた作品が選ばれやすいようだ。
今回の受賞作も、マギがアニメ『マギ The kingdom of magic』が放送中、『カノジョは嘘を愛しすぎてる』は2013年末に佐藤健さんの主演で実写映画化され劇場公開、さらに『土竜の唄』も2月15日の実写映画公開が迫っている。いずれも話題作だ。逆に映像化のない『絶叫学級』は、今後の展開に期待が高まりそうだ。
『絶叫学級』は、いしかわえみ さんによるホラーマンガ。毎回、異なったストーリーがオムニバスで進んでいく。「りぼん」では、異色の作品だ。『マギ』はアニメファンにはお馴染みだ。2009年に連載開始、2011年にアニメ化され日曜夕方にテレビ放送され大人気だ。
『カノジョは嘘を愛しすぎてる』の青木琴美さんは、『僕の初恋をキミに捧ぐ』で第53回小学館漫画賞を受賞している。2度目の栄誉となった。『土竜の唄』は潜入捜査官の活躍するマンガ連載は2005年から始まっており、8年以上に及ぶ人気マンガとなっている。
審査委員特別賞の室山まゆみさん『あさりちゃん』は、超ロングラン作品だ。1978年から36にわたり連載が続いている。1985年の小学館漫画賞受賞作でもあることから、その息の長さが窺われる。2014年2月に連載を終了することから今回の受賞になったようだ。
審査委員は、あだち充さん、尾瀬あきらさん、角田光代さん、かわぐちかいじさん、さいとうちほさん、弘兼憲史さん、ブルボン小林さん、武論尊さんが務めた。受賞者には、正賞としてブロンズ像「みのり」そして、副賞100万円が贈られる。
第59回小学館漫画賞
■ 児童向け部門
いしかわえみ 『絶叫学級』 (りぼん・集英社)
■ 少年向け部門
大高忍 『マギ』 (週刊少年サンデー・小学館)
■ 少女向け部門
青木琴美 『 カノジョは嘘を愛しすぎてる』 (Cheese!・小学館)
■ 一般向け部門
高橋のぼる 『土竜の唄』 (ビッグコミックスピリッツ・小学館)
■ 審査委員特別賞
室山まゆみ 『あさりちゃん』 (小学二年生・小学館)
《animeanime》