ROBOTとイオンが若手アニメーション作家支援プロジェクト ストーリーボード企画コンペ
映像制作のROBOTとイオンエンターテインメントが、若手アニメーション作家の支援に乗り出す。両社は協力して、新たなプロジェクトHAGをスタートする。
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ROBOTとイオンエンターテインメントは、12月20日、この日オープンしたばかりのイオンモール幕張新都心のイオンシネマでこれを発表した。イオングループの旗艦店オープンと合せた発表は、本プロジェクトにかける両社の意気込みの大きさを示していそうだ。
プロジェクト名のHAGは、ハンドメイドアニメーショングランプリの略である。このタイトルからは、手作り感の溢れる作家性の高いアニメーションの支援を目指していることが分かる。
イオンエンターテインメントは、イオンシネマで国内最大の629スクリーンを保有する。ROBOTは『ALWAYS 三丁目の夕日』や『SPACE BATTLESHIP ヤマト』の制作などで知られるが、『friends もののけ島のナキ』、そしてアカデミー賞で受賞した『つみきのいえ』などのアニメーション制作も有名だ。
HAGでは、この両社の持ち味を活かす。アニメーション文化の発展と、それを担う若い才能を育成・支援を目指す。
従来の映画祭やコンテストと異なり、HAGでは「マナーCM」と「映画館にまつわるショートストーリー」のストーリーボードを審査の対象とする。応募者は、まず、5月31日までにストーリーボードを提出する。8月に1次審査を通過したストーリーボードの公開プレゼンテーションが行われる。
この中から選ばれたストーリーボードが、9月から作品制作をする。12月には発表イベントを開催、さらに2015年1月1日から劇場上映を予定している。
単なる作品募集ではなく、作品を制作する過程に重きを置いているのが分かるだろう。なおHAGが企画された経緯はYouTubeでも公開されている。
12月20日は、イオンモール幕張新都心のイオンシネマではHA」の説明会を兼ねたトークセッションが行われた。トークセッションには、女優の篠原ともえさん、アニメーション作家の加藤久仁生さんと姫田真武さんが参加していた。
また23日までロボット、アニメーション作家の山村浩二さんと野村辰寿さんがセレクションしたアニメーション作品の無料上映も行われている。こちらも是非、足を延ばしたい。
[真狩祐志]
若手アニメーション作家支援プロジェクト「HAG」
/http://www.aeoncinema.com/handmade/
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