「リボンの騎士」生誕60周年　カートゥーンネットワークがアニメ全話放送でお祝い

手塚治虫は、『鉄腕アトム』から『火の鳥』など、数々の人気マンガを生み出してきた。その作風は幅広いが、『リボンの騎士』は少女向けに発表された代表作のひとつだ。
本作が1953年の連載開始から今年で生誕60周年を迎えた。日本初の少女向けマンガとも言われる本作は、2013年にはアニバーサリーイヤーとして新作マンガの発表や、作品初のアパレルブランド「HAN AHN SOON」とのコラボ商品もリリースするなどの話題も多い。

そうしたメモリアルイヤーの終わりに、アニメ『リボンの騎士』を全話見てみようとの企画が決定した。2013年12月31日10時から2014年1月1月12時まで、アニメ専門チャンネルのカートゥーンネットワークにて『リボンの騎士』全52話が一挙放送される。
アニメが初放送されたのは1967年、制作は虫プロダクション、手塚治虫自ら総監督を務めた。今に至るまで色褪せない名作として愛されている。

世継ぎのいないシルバーランド王国に、天使チンクのいたずらで女の子の体に男の子の心が入ってしまったお姫様が誕生してしまった。そのため王子として育てられた姫・サファイヤ。腹黒い大臣はサファイヤが本当は女の子であることを暴こうとする。

王子として国を守るための強い心と、女の子としての恋を軸に展開しながらも、1話完結で綴られていく冒険ストーリーに、当時、女の子たちは夢中になった。
王国にはびこる悪に黙っていられずに、サファイヤは「リボンの騎士」へと変装して正義の剣をふるう。そして隣国のフランツ・チャーミング王子との出会い。女の子向けでありながら、時に手に汗握る展開の物語で、年を越しも面白いだろう。
［真狩祐志］

カートゥーンネットワーク
/http://www.cartoon.co.jp/
「リボンの騎士年末年始全話放送」
2013年12月31日（火）10:00 ～ 2014年1月1月（水）12:00
カートゥーンネットワークにて放送