「ジャンプLIVE」デジタル連載から初のジャンプコミックス発売 「エルドライブ」「LADY COOL」
2013年8月に、スマホ向けアプリ増刊「ジャンプLIVE」に連載された2作品『エルドライブ【elDLIVE】』と『LADY COOL』が12月4日にジャンプコミックス最新刊として発売された。
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いずれも「ジャンプLIVE」描き下ろしの作品である。これまで一般的だった紙雑誌の連載を通さずに、デジタル連載から直接の単行本化となる。「ジャンプLIVE」からの紙のジャンプコミックス発売は今回が初となる。
『エルドライブ【elDLIVE】』は、『家庭教師ヒットマンREBORN!』などで人気の天野明さんの最新作である。他の誰にも聞こえない声”が聞こえる中学生・九ノ瀬宙太がある日突然、宇宙の平和と治安を守る警察・エルドライブにスカウトされたことから始まる冒険活劇だ。
『LADY COOL』は、『テニスの王子様』などで知られる許斐剛さんの作品だ。会話は全てラジカセで行う凄腕のレンタル・ボディガードCOOLが活躍する。
いずれも大人気の作家の作品だが、デジタルコミック発らしい仕掛けが満載だ。『エルドライブ【elDLIVE】』は192ページもの作品がフルカラーとなっている。紙雑誌では難しいフルカラーをデジタルで実現、それを単行本に移し、リッチな一冊とした。
『LADY COOL』は、連載中にファン投票を行い、物語の流れを決定した。デジタルの持つインタラクティブな強みを最大限、取り入れた。
「ジャンプLIVE」は、8月に第1号の配信を開始した週刊少年ジャンプの初のアプリ増刊だ。紙雑誌の機能をデジタルに置き換えるのでなく、デジタル時代のマンガのあり方に一石を投じる新たな挑戦が満載されている。描き下ろし作品は勿論、アニメや動画、ゲームなど、アプリならではの機能を持ち込む。
最大の特徴は30日間にわたり、毎日新規コンテンツの配信を続けたことだろう。毎日、「ジャンプLIVE」に触れることを目指している。期間中、アプリのダウンロードは35万にも達した。
「ジャンプLIVE」の挑戦は、今後も続く。早くも2013年12月20日に第2号の配信をする。今回も配信するマンガは描き下ろしも含めて3000ページ以上が無料と圧倒的なボリュームになる。さらにコンテンツ更新期間は1月31日まで40日以上に及ぶ。
単行本作品のデジタル化、そしてウェブでのマンガ連載と続いたマンガのデジタルの界隈の動きは、近年ますます活発している。マンガ雑誌や単行本のデジタル版同時展開や、アプリでの発信など目が離せない動きも多い。「ジャンプLIVE」は、そのなかでも特に目が離せないひとつとなっている。
「ジャンプLIVE」
/http://www.shonenjump.com/jumplive/
著者: 天野明
定価: 650円(税込)
体裁: 新書判フルカラー192p ※初版限定特典「描き下ろしミニブックマーク」
著者: 許斐剛
定価: 630円(税込)
体裁: 新書判 フルカラー 160p
《animeanime》
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