『STEINS;GATE』初の舞台化でマルチエンドが6つ!千秋楽のストーリーは観客が決める!
高浩美のアニメ×ステージ&ミュージカル談義:今回はSF設定も盛り沢山の『STEINS;GATE』の舞台化作品。■ 演劇ではかつてない、ユニークで画期的な試みにスタッフ・キャスト一丸となって取り組む
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高浩美のアニメ×ステージ/ミュージカル談義
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『シュタインズ・ゲート』が3次元に、公演、千秋楽は予測不可能!
オープニングで“アキバ”の空気感を舞台上に、ここで劇場は『シュタインズ・ゲート』の世界に。中央には“ガジェット研究所”があり、物語が動き出す。
岡部演じる渡辺大輔は“痛い、しかも空気が読めない”が“根はいい奴”的なキャラクターを作り上げており、共感出来る。まゆりはほんわかした能天気さで場をなごませ、オタクな橋田はそれこそ“オタクっぽいネタ”で笑いを取っていた。この3人のキャラクターのハーモニーは作品の要、バランスよく演じており、舞台上の『シュタインズ・ゲート』の世界観に輪郭を与える。アンサンブルも調和が取れており、舞台にアクセントを与える。
この作品はLIVING ADVと銘打っている通り、原作の魅力のひとつであるシナリオ分岐を舞台上でも表現するために6つのストーリーを構成。先にも書いたが、“話が6つある”、というもの。原作同様、ひとつひとつのストーリーは完結するも、物語は中盤から異なる展開を見せる。
“フォーントリガー”(※)をモチーフにDメール(公式メールマガジン)登録者がストーリーを選択するという画期的な試みにより、その日しか見ることが出来ないステージを体感出来る。
つまり、全公演見て初めて全貌が明らかになるとも言える。しかも千秋楽の17時30分開演の回はHP上のタイムテーブルでは“X”と表示、さらに“上演期間中に劇場内から携帯で投票してルート決定!”とある。さて、どんな物語が展開されるのか、それは投票する観客、ファンもわからない。
※選択肢が存在しない。代わりに物語の分岐の条件となるものとして登場するのがフォーントリガーである。シナリオ中、主人公の岡部の携帯電話に電話がかかってきたり、メールが着信したりする。この電話に出るか否か、メールに返信するか否か、そのタイミング等がのちのシナリオに影響する。
LVING ADV『STEINS;GATE(シュタインズ・ゲート)』
10月12日~20日
@Zepp DiverCity
/http://steinsgate-stage.com/
《animeanime》
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