「キャプテンハーロック」初日舞台挨拶 75歳・松本零士は生涯現役宣言
松本零士の人気漫画を3Dアニメーションで映画化した『キャプテンハーロック』が9月7日(土)に公開を迎え、ボイスキャストの小栗旬に三浦春馬、荒牧伸志監督、そして松本先生が都内劇場で行われた舞台挨拶に登壇した。
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かつて戦争の英雄でありながら宇宙海賊となり、全宇宙で指名手配の身となったキャプテンハーロックの戦いとその真意を描いており、日本のアニメーションとしては破格の3,000万ドルをかけて製作された。
松本作品の中でも世界的な人気を誇るハーロックの声を小栗さんが演じているが、三浦さんは「みなさん、旬さんの声に聞こえなかったと驚いていた」と小栗さんの声が高い評価を受けていることを明かしつつ、「(取材などで)僕のことにはみなさん、あまり触れてくださらないんですが…」とスネ気味…?
小栗さんは「取材のときに春馬がそう思ってるんだろうな、と感じるときはありました(笑)」とおどけつつ、「みなさん『すごいのができたね』と言ってくださります」と満足そうに頷いた。
三浦さんは本作を携えて先日、ヴェネツィア国際映画祭が開催中のイタリアに渡り、現地でレッドカーペットを歩いた。「車から降りて10歩くらいはガクガクと足が震えた」と国際映画祭のレッドカーペットに緊張したようだが、同時に現地で松本作品の人気の高さを実感したという。
「本当に松本先生の人気はすごかったです。嬉しさや高揚を表に出す人ばかりでパワーを感じました」と現地の熱気を伝えてくれた。ちなみに、荒牧監督によると三浦さんの人気もかなりのものだったそうで、「春馬コールが起こっていた」とのこと。
ヴェネツィアには松本先生も足を運んでおり、三浦さんは現地で初めて松本さんに対面したそうだが「一番、強く思ったのは先生の肌ツヤが良いこと!」と語り笑いを誘う。松本先生は小栗さんと三浦さんというイケメン長身の若者2人に挟まれ、「戦後の食糧難で、僕は成長期をろくに食べずに生き抜いた。成長期に食べていればみなさん(=小栗さん&三浦さん)くらいになっていたかな?」とちょっぴり羨ましそうに語る。
これまで松本先生の「宇宙海賊キャプテンハーロック」は様々な形でアニメ化されてきたが今回、3DCGアニメーションという形で再び甦ったことに「新しい時代の映像に巡り合い、こうして自分の作品が映像化されるというのは本当に嬉しいこと」と感慨深げ。さらに「私は年を取りません! 宇宙の時間は無限大です。ドクロの旗を翻し、みなさんと一緒に旅をしたい」とまだまだ尽きることのない創作意欲を覗かせ、会場は拍手に包まれた。
『キャプテンハーロック』は全国にて公開中。
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《text:cinemacafe.net》
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