コスプレ専門リアリティ番組「Heroes of Cosplay」 米国サイファイでスタート その生活から競争まで
米国のリアリティーショーのなかに、新たに“コスプレ”が加わった。エンタテインメント放送局サイファイは、今夏から新番組『Heroes of Cosplay』をスタートした。
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8月からそうしたリアリティーショーのなかに、新たに“コスプレ”が加わった。NBCユニバーサル傘下の大手エンタテインメント放送局サイファイ(Syfy)は、今夏から新番組『Heroes of Cosplay』をスタートした。米国のトップクラスのコスプレイヤーが、その技を競うものだ。毎週火曜日の夜に放送する。
サイファイによれば、コスプレイヤーやコスプレコンテストは、米国だけでなく世界中で大人気だ。SF映画やゲーム、アニメなどのキャラクターが飛び出す華やかさから、コミックスやジャンルエンタテイメントのイベントの目玉になっている。
一方で、コスプレの世界は競争が激しいという。今回、出演する9人は、そうしたなかで創造力と技術を磨き、名を成したコスプレイヤーである。番組ではコスプレイヤーの生活から衣裳の制作までを追う。
そして9人は賞金をかけて、想像の世界のキャラクターに変身する技を競うことになる。コスプレイヤーのコスプレに対する挑戦や情熱をドキュメンタリーで追う。
同時に番組は初心者に向けた情報なども提供する。様々なコスプレイヤーと幅広い楽しみ方を紹介する。第1回の放映は、オレゴン州ポートランドで開催された大型コミックスイベント ウィザード・ワールドの会場になった。第2回は、シアトルのエメラルドシティに舞台を移す予定だ。
「Heroes of Cosplay」で興味深いのは、キャラクターに扮する楽しみかたを、米国で昔から使われてきた“マスカレード”でなく“コスプレ”で表現することだ。日本発の“コスプレ”の言葉が、米国で広く使われていることが分かる。
一方で、米国での“コスプレ”は、日本人のイメージする“コスプレ”とはやや異なる。番組には、日本のアニメやマンガのキャラクターは、あまり見られない。出演するコスプレイヤーも、日本アニメ、マンガのイベントで活躍するコスプレイヤーもいる一方で、コミックコンベンションを中心に活躍している人も多い。日本人には、海外における“コスプレ”を考えるのに興味深い番組となっている。
Heroes of Cosplay
/http://www.syfy.com/heroesofcosplay
《animeanime》