声優事務所ラムズが破産、負債2億6000万円
帝国データバンクは6月19日、声優タレント養成所を経営していた株式会社ラムズが、7日に東京地裁より破産手続き開始決定を受けていた、と発表した。負債は約2億6000万円。
ニュース
そのほか
注目記事
-
2025年冬アニメ、一目惚れした男性キャラは? 3位「SAKAMOTO DAYS」坂本太郎、2位「薬屋のひとりごと」壬氏、1位は…
-
英国HMVが破産申請の準備へ 仏ヴァージン・ストア会社更生法申請に続く
-
日岡なつみ、倉持若菜ら声優とプロデューサーが研修生の疑問に一問一答! 声優に求められる能力とは?座談会インタビュー【PR】
ラムズは1991年8月に設立、各種番組の制作会社としてスタートしたが、声優プロダクションとして成長、さらにアニメ映像の制作、音響作品への声優タレントの出演など、プロモーション活動にも事業を拡大した。
2004年4月には声優養成所「ラムズ・プロフェッショナル・エデュケーション」を開設、2006年4月にも声優タレントを中心とする劇団「ラムズ・アクターズ・シアター」を立ち上げた。若手声優によるアイドル声優ユニット「クローバー」を結成、アイドル声優ブームを起こすなど事業の多角化を進めた。2007年6月期は年収入高約7億円を計上。ベンチャーキャピタルや大手コンテンツ会社が出資するなどしていた。
しかしその後は、不採算事業であった自社製作のDVD事業からの撤退や、不況による影響から減収傾向が続き、2011年6月期の年収入高は約4億5000万円に落ち込み、赤字決算が続いていた。さらに所属していた人気声優が独立・移籍し、3月31日には事務所を閉鎖していた。
声優事務所ラムズが破産、負債2億6000万円……クローバーなどかつて所属
《高木啓》