湯浅政明監督「キックハート」 横浜からフランス、ロサンゼルス 各都市で上映
6月2日、湯浅政明監督の短編アニメ『キックハート』がラフォーレミュージアム原宿で上映された。6月7日と12日には横浜のブリリアショートショートシアターでも上映される。
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完成記念イベントに続き、現在、東京・横浜などで開催中のショートショートフィルムフェスティバル&アジア2013(SSFF & ASIA)で急遽上映が決定し、6月2日にラフォーレミュージアム原宿で上映が行われた。国内の映画祭では初となる上映に、湯浅監督も来場してトークも行われた。
さらに今後は、SSFF & ASIA2013のCGアニメーション部門の作品として、横浜のブリリア ショートショート シアターにて2度の上映を予定している。6月7日の17時10分からと6月12日の12時50分からのプログラムとなる。
この『キックハート』は、ドMの売れない覆面レスラー「マスクマンM」の前に、ドSの売れっ子覆面レスラー「レディS」が現れたというストーリー。SはMに出会ってドS心に火が灯る。対するMも自分のドM力のポテンシャルに目覚める。究極の愛のゴングの行方を占う12分間だ。作品の先鋭さに加えて、本作は海外のクラウドファンディングサイトKickStarterで制作資金が集められたことでも注目が集まっている。
SSFF & ASIAは、本作の監修も務めた押井守監督が審査員の経験もあると。そんな縁もあり、いち早い上映につながったようだ。
横浜のあとは、海外でも相次いで作品の上映を予定する。まず、6月10日に開幕するフランスのアヌシー国際アニメーションフェスティバルの短編部門にもノミネートされている。海外ではこれが初の上映となりそうだ。
さらに7月に入ると米国・ロサンゼルスのアニメエキスポ2013が待っている。湯浅監督はアニメエキスポの公式ゲストに招かれている。この場で米国プレミア上映が行われる。海外からの支援も熱かった作品だけに、その反応も気になるところだ。
これまで『マインド・ゲーム』など、ユーモラスで毒を秘めたキャラクターを描き、ギャグセンスが光る作品を手がけてきた湯浅監督だけに、今後の『キックハート』の展開にも目を向けていきたい。
[真狩祐志]
ショートショートフィルムフェスティバル&アジア2013(SSFF & ASIA)
上映情報
/http://www.shortshorts.org/2013/ja/news/detail/index.php?id=1369663795
《真狩祐志》
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