震災チャリティーアニメ第2弾 坂本龍一や「おしりかじり虫」のうるまでるび参加
東日本大震災のチャリティー・プロジェクト「ZAPUNI」は、世界的に著名な音楽家と日本のアニメーターとがコラボレーションしたオリジナル作品を制作する。このほどプロジェクト第2弾となる うるまでるびの『Psychedelic Afternoon』が公開された。
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東日本大震災のチャリティー・プロジェクト「ZAPUNI」もそうしたひとつである。「ZAPUNI」では、世界的に著名な音楽家と日本のアニメーターとがコラボレーションしたオリジナル作品を制作する。作品はボランティアによる制作で、無償で公開する。有料ダウンロード版や作品の関連グッズの販売も用意し、その収益を寄付していく。クランチロールの日本代表のビンス・ショーティノさん、プロデューサーの竹内宏彰さん、村山哲也さん、植田陽子さんらが推進している。
3月11日には、プロジェクト第2弾となる うるまでるびの新作アニメ『Psychedelic Afternoon』が公開された。また同日からは、『Psychedelic Afternoon』と第1弾山本寛監督の『blossom』のウェブ配信が開始された。
『Psychedelic Afternoon』のうるまでるびは、『おしりかじり虫』などで知られた作家である。今回はチャリティーで元気を広める。また『blossom』の山本寛監督は『らき☆すた』や『かんなぎ』などで知られる。
今回公開の2作品では「こどもの音楽再生基金」との連携でチャリティーを実施する。「こどもの音楽再生基金」は過日の3.11を受けて全国楽器協会が設立し、坂本龍一さんらも支援している。
音楽も『Psychedelic Afternoon』にデビッド・バーンさんと坂本龍一さんが参加する。『blossom』では、シガー・ロスが音楽に参加している。こちらは昨年の東京国際アニメフェアで上映されている。
今回のプロジェクトについてうるまでるびは、次のようにコメントしている。
「震災から時が経ち、記憶がだんだん薄れてきている今こそ、アートや音楽が力を発揮するときだと思っていました。
このプロジェクトに参加でき、世界的なミュージシャンであるデイヴィッド・バーン氏、坂本龍一氏とコラボレーションできることに感謝します。世界中の人々がこの作品を楽しんで、支援に参加してくれることを願っています」。
山本監督も「私たちは何世代もかけてこの大災害に向き合い、被災地復興のためにあらゆる方法で支援をしていかなければなりません」とコメント。山本監督は、東日本大震災の発生以来、復興支援のボランティアとして、何度も東北地方に行っている。「本作品を世界の人々が見て、チャリティーに協力してくれることを祈っています」。
このプロジェクトを通して今後どういった作品が誕生するのかにも注目し、震災の記憶を留めていきたい。
[真狩祐志]
ZAPUNI
/http://zapuni.com/
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