「東映アニメオンデマンド」2月27日スタート　映像配信サイトを統合、スマホにも対応

東映アニメーションは2月27日より、新たに映像配信の新サイト「東映アニメオンデマンド」をスタートさせる。新サイトは同社が運営するふたつのアニメ配信サービス「東映アニメBBプレミアム」と「アニメジャン」を統合し、さらにユーザーサービスを向上させる。
PCやモバイルでの映像視聴需要が高まるなかで、サービス強化でこうしたニーズを捉えることになる。アニメ配信の有力サイトの積極的な対応が注目される。

東映アニメBBプレミアムは、数あるアニメ動画配信の中でも歴史が古い。2006年夏にサービスをスタートし、自社ポータルでのサービス提供のほか、各社映像配信ポータルサイトにもコンテンツ提供をしている。人気コンテツが多いことから、映像配信サービスの大手として存在感がある。
一方、「アニメジャン」は、2009年4月に週刊少年ジャンプ(集英社刊)原作の人気アニメだけに特化した、総合ポータルサイトとしてスタートした。「ドラゴンボール」シリーズや「聖闘士星矢」シリーズ、「キン肉マン」シリーズなどのタイトルがある。

「東映アニメオンデマンド」では、「東映アニメBBプレミアム」と「アニメジャン」の会員IDは自動的に引き継がれる。ひとつのIDで、これまで2つのサイトで提供されていた作品が楽しめる。一方、「東映アニメBBプレミアム」を含む、メールマガジン、オンラインショプを提供してきたCLUB@Pero会員サービスは、独立したサービスとなる。
ふたつの有力サイトがひとつになることで、ユーザーの利便性、サイトの求心力が大きく向上する。また、「東映アニメオンデマンド」のシンプルなサービス名称も認知度のアップを期待させる。

サイト統合により新たなサービスも導入される。スマートフォン対応を導入し、iPhone、iPadなどのiOS、さらにAndroid端末で視聴可能になる。
また、配信形式をダウンロード型からストリーミング型に変更する。より快適な視聴環境が実現される。

東映アニメオンデマンド
/http://taod.jp

東映アニメーション
/http://www.toei-anim.co.jp/