ハローキティがアート作品のキャンバスに? ハビエル・マリスカルと大胆コラボレーション
エヴァンゲリオン、初音ミク、レディ・ガガなど、大胆不敵なタイアップでファンを驚かせつづけているサンリオの人気キャラクター、ハローキティが、新たに大物アーティストとのコラボレーションを実現させた。
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スペインを代表するグラフィック・プロダクトデザイナーであるハビエル・マリスカルさんとタッグを組む。今後、さまざまな商品展開をおこなっていく。
バルセロナ在住のハビエル・マリスカルさんは、1992年のバルセロナオリンピックのマスコットキャラクター「コビー」の生みの親として有名だ。アートやグラフィックデザインのみならず、内装、インテリア、出版物、ウェブ、企業ロゴ、など幅広い分野で活躍中の人気アーティストである。
2010年には、アニメ映画『チコとリタ』を共同監督し、アカデミー賞長編アニメ部門にもノミネートされている。実はマリスカルさんは、かねてよりハローキティに関心を寄せていた。2009年の来日時にはサンリオ本社を訪問している。
今回のコラボレーションは、2013年がスペイン日本交流400周年にあたることから行われる“日本におけるスペイン年”の事業のひとつ。日本を代表するキャラクターとクリエイターが協力する。
コラボレーションのコンセプトは「ハローキティをキャンバスに見立てデザインするアート作品」である。過去に例を見ないイメージが登場した。
今回公開されたデザインの中には、一見するとハローキティに口が描かれたものもある。しかし、サンリオの見解によれば、これはあくまでも「マリスカルさんの感性によるデザインの一部」ということだ。他にも、左右の眼の形が異なっていたり、ピカソを彷彿とさせる色彩が施されていたりと、自由自在なアイディアに満ちている。
今後、サンリオでは、文具、雑貨、アパレル、等幅広い商品分野の日本国内企業とライセンス契約を結ぶ。早ければ2013年夏前には、今回のデザインを使用した商品が各企業から発売される。なお、日本以外での展開については現段階では未定である。
[多摩永遠]
《animeanime》
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