サンジゲン 「009 RE:CYBORG」をティーチイン セルルックの3DCGの秘密を披露
「『009 RE:CYBORG』に見るセルルックCGと3D立体視の未来」と題されたイベントに登壇したのは、松浦裕暁さん、鈴木大介さん、植高正典さんの3人、それぞれサンジゲン代表、本作のアニメーションディレクター、リードアニメーターである。
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このキャンペーンは、作品にゆかりの深いスタッフが自ら『009 RE:CYBORG』を語るイベントを9回連続で開催するものだ。11月29日には、東京・新宿バルト9にて、この第4弾が開催された。今回のゲストは、作品完成後から多くの注目を浴びてきた本作のCGアニメを担当したスタジオであるサンジゲンのスタッフだ。
「『009 RE:CYBORG』に見るセルルックCGと3D立体視の未来」と題されたイベントに登壇したのは、松浦裕暁さん、鈴木大介さん、植高正典さんの3人、それぞれサンジゲン代表、本作のアニメーションディレクター、リードアニメーターである。作品に深く関わってきただけに、その思い入れも一際大きい。
トークでは、まず『009 RE:CYBORG』の映像技術面での最大の特徴が、フルCGアニメーションをセルルックの映像にみせたことだということが明かされた。この技術を用いることで、日本人に馴染み深いセルアニメのような絵でハリウッド大作のような映像表現が可能になったという。
トークでは実際に、4倍速にした映像をスクリーンに投影しながら、リミテッドアニメーション、エフェクトなどの映像、爆発シーンの制作過程をサンジゲンのスタッフが紹介した。場内ではメモをとる観客も多く、やはり本作の映像技術に高い関心が寄せられていることがわかった。
Q&Aでも熱心な質問相次いだ。「リテイクの回数は最大、何回したのですか?」の問いには、鈴木大介さんが「感情をこめるシーンを作るのが、一番難しい。そこのシーンでは、10回くらいリテイクしました」と制作の苦労を窺わせた。
また、「3回違う劇場でみました。見え方が全部違ったのですが、何が違うのですか?」といった質問には、観る環境(スクリーンの大きさ、メガネ、座席の位置)によって変わるのではと松浦裕暁さん。ただし、「1番の違いはスクリーンの明るさであり、立体感と奥行きは変わらないはず!」と説明した。
<リピーター御礼!009連続キャンペーン>は、第5弾は会場を福岡・T・ジョイ博多に会場を移す。11月20日の新宿バルト9に続き、神山健治監督が登壇予定である。
トークは12月7日19時半の回の上映開始前、チケットは12月2日より•オンライン(KINEZO EXPRESS /https://kinezo.jp/pc/190)と劇場窓口で開始している。
『009 RE:CYBORG』
/http://www.ph9.jp/
大ヒット公開中 全国にて2D/3Dロードショー
《animeanime》
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