公開から5年 映画「ストレンヂア」の制作秘話が続出 廉価版BD発売記念イベント
映画『ストレンヂア 無皇刃譚』が2007年秋に公開されてから今年で5年を迎える。本作はハイクオリティの映像と演出で定評のあるボンズが満を持して挑んだ、完全オリジナルの時代劇アニメだ。
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手描きアニメでは高い技術力が要求される派手なアクション、殺陣のシーン、ロングでの動きのあるシーンとボンズならではの映像がみどころになっている。妥協は許さないストーリー展開も目が離せない。
公開から5年、この『ストレンヂア 無皇刃譚』が、再び大きな注目を浴びている。7月27日よりバンダイビジュアルより廉価版Blu-ray Discが発売され、また上映イベントなどが行われている。
7月21日には、東京・テアトル新宿でボンズ制作作品ばかりを集めた上映イベント「ボンズオールナイトEX」が開催された。その目玉タイトルのひとつとなった。『劇場版 鋼の錬金術師 シャンバラを征く者』、『鋼の錬金術師 嘆きの丘の聖なる星』も併映とかなり贅沢な一晩となった。また、当日は、オールナイトにもかかわらず立ち見が出るほどの大盛況だった。
贅沢なのは上映だけでない。上映にあたっては、ゲストにボンズの南雅彦社長、『ストレンヂア 無皇刃譚』の安藤真裕監督、『劇場版 鋼の錬金術師 シャンバラを征く者』の水島精二監督とこちらも豪華だった。
トークではそれぞれの作品が生まれた経緯や、さらに今年で15周年を迎えるボンズが各作品をどう考えるかなどが語られた。普段では聞けない内容も次々に飛び出し、ファンにとっても満足度たっぷりだっただろう。
安藤監督は、「自分にとって『ストレンヂア』は初めて監督をした作品。やりきりました!それ以降アクション作品の依頼が一件も来ないので(笑)、やりきっておいて本当に良かった。個人的には作品を作り終えたところで自分の手を離れて観客のものになると思っているので、こうして5年経過しても上映をしてもらえることはとてもうれしい。」と語った。これから先も節目ごとに上映したい作品とその思い入れの大きさを披露した。
水島監督は、「安藤さんはテレビシリーズの『ハガレン』、劇場版とずっとお世話になった方。その頃からの印象は”任せて安心”な方でした」と話す。
南社長は「『ハガレン』はテレビシリーズから劇場版へという流れで水島監督に劇場版を初めて作ってもらった。『シャンバラ』の成功があったから、『ストレンヂア』を作ることが出来た。」とそれぞれの作品の関連性について話した。
そしてボンズについては、「うちは若い会社だと思ってきたけれど、もう立ち上げから15年。時間が経つのは早いなぁ。」と感慨深い様子だった。
『ストレンヂア無皇刃譚』
公式サイト http://www.stranja.jp/
『ストレンヂア無皇刃譚』
廉価版ブルーレイ
発売日: 7月27日(金)
価格 :5040円(税込)
発売元: バンダイビジュアル
《animeanime》
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