木村良平、細谷佳正、諏訪部順一が熱いトーク　「坂道のアポロン」全話上映会開催

テレビアニメ「坂道のアポロン」が、いよいよ大団円を迎える。監督に渡辺信一郎さん、音楽に菅野よう子さんという「COWBOY BEBOP」の名コンビが再結集し、その緻密な映像美と贅沢な演奏描写の数々で、アニメファン以外からも高い注目を集めている作品だ。
最終話の放送を目前にした6月24日（日）、全12話の一挙上映と出演声優によるトークショーからなる「「坂道のアポロン」 meets お台場シネマメディアージュ迫力の大スクリーンで全話イッキミ＆最終話先行上映！＆木村良平・細谷佳正・諏訪部順一トークイベント」が開催された。

まず、登壇したのは、この日の主役西見薫役を演じる木村良平さん、川渕千太郎役の細谷佳正さん、桂木淳一役の諏訪部順一さん。約300席の会場を埋め尽くすファンからの暖かい声援に迎えられてイベントはスタートした。

トークはすでに最終回も終えたアフレコ収録やオーディション時の話にも及んだ。
淳一役のオーディションも受けたという細谷さんは、「3キャラクター受けられるということで、最初に千太郎を受けて、次に淳一も受けて、よし次は薫だ！と思ったら、帰っていいよって言われました。千太郎を演じたときに、もうちょっと低い声で演じられますかと監督に言われて、どうしても受かりたかったので少し無理してできますと言ってしまって、後から後悔しました。笑」と当時の様子を語った。
木村さんは薫役だけでなく、星児役もオーディションしたことを明かした。「薫と星児を受けました。星児面白い役だな～と思っていたのでやりたかった役でした。いまからでもやれるかな～」と。
諏訪部さんも千太郎役のオーディションを受けていたことを告白「実は千太郎もオーディション受けたんですよ。でも淳一は順一だしやりたいなと思って。だからオーディションの前日に九州出身の母に電話をしてフレーズの確認をしましたね。」と振り返る。

また、公式サイトで展開している人気映像コンテンツツ「青春はいつも坂道発進」の青春トークをイベントで披露する企画も行われた。このコーナーは、いつも青春にちなんだ話題を語るものだ。
今回のお題は、”「坂道のアポロン」と言えば、あさりぶちまけ事件ですが、過去にあさりをぶちまけたことはありますか？”というもの。アフレコでの話や酒での話などユニークなエピソードが飛び出した。

最後に、この日あった最終話編集のため会場に来れなかったという渡辺信一郎監督からのスペシャルな映像コメントが披露された。
「いま現場は火の車、修羅場と化しているので会場には行けません。もともと「坂道のアポロン」は映画のつもりで作っていたので、映画館での上映は良かったです。スタッフ・キャストもすごくいい仕事をしてくれた作品なので、本当に良かったです。」と作品への想いを寄せた。
[多摩永遠]

『坂道のアポロン』
公式サイト　/http://www.noitamina-apollon.com/

毎週木曜24：45～フジテレビ“ノイタミナ”ほか各局にて放送中
Blu-ray／DVD第1巻　7月27日（金）リリース