それが3月16日から18日まで米国・ロサンゼルス近郊のアナハイムで開催されていたポップカルチャーイベント ワンダーコン2012で最新のトレイラーが公開された。その映像世界が明らかにされ、宇宙空間を舞台にした壮大な映像でファンを驚かせた。
日本でも3月23日にこの映像が公開された。同時に2012年7月21日の国内公開日を発表、ソニー・ピクチャーズエンタテインメント配給で新宿ピカデリー他で全国ロードショーされることになった。夏休みの娯楽大作として姿を見せることになる。
本作は1997年の第1作以降、熱狂的なファンを持つ「スターシップ・トゥルーパーズ」シリーズの最新作である。第1作はロバート・A・ハインラインによるSF小説の傑作『宇宙の戦士』をベースに映像化、劇場映画とした。そこから始まったシリーズは、昆虫型の宇宙生物との激しい戦闘を描き、SFファン、映画ファンから高い人気を誇る。
『宇宙の戦士』がもともと日本のSFやアニメ、メカデザインに大きな影響を与えた作品ということもあり、『スターシップ・トゥルーパーズ』は特に日本で人気が高い。これまでに3本の映画シリーズが制作されたがいずれも日本で公開され人気を博した。
そうしたなかでこの夏公開する『スターシップ・トゥルーパーズ インベイジョン』の最大の見どころは、作品の制作に日本のトップクリエイターが大きく関わっていることだ。シリーズ初のフルCGとなった『スターシップ・トゥルーパーズ インベイジョン』を日本のCG技術で描く。
監督にはCGアニメの監督、メカデザインなどで世界的な評価を得る荒牧伸志さんが起用された。CGプロデューサーには河田成人さん、プロデューサーにジョセフ・チョウさんと日本から世界に向けてSF映画を放つ。
映像は実写からCGへと長年の人気シリーズに新しい技術で挑戦することになるが、物語は第1作目の世界観が踏襲される。主人公のジョニー・リコ、そして女性パイロットのカルメン、サイキックのカールらお馴染みのキャラクターが再び結集する。世界を舞台に勝負することになる日本の演出とCG技術に、是非、注目したい。
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『スターシップ・トゥルーパーズ インベイジョン』
/http://www.ssti.jp
7月21日(土)より新宿ピカデリー他 全国ロードショー
監督: 荒牧伸志
脚本: フリント・ディル
プロデューサー: ジョセフ・チョウ
ストーリー: 荒牧伸志、ジョセフ・チョウ、河田成人
製作総指揮: エドワード・ニューマイヤー、キャスパー・ヴァン・ディーン
CGプロデューサー: 河田成人
音楽: 高橋哲也
提供: STAGE 6 FILMS
制作: SOLA DIGITAL ARTS
2012年 アメリカ作品
配給: ソニー・ピクチャーズエンタテインメント