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講談社はこれまでも電子書籍の配信をしていたが、クレジット情報登録をした仕組みを利用してきた。アプリを利用することで、よりシンプルなiTunesアカウントによる決済が可能になった。人気マンガの購入や閲覧も手軽になり、人気を集めそうだ。
1992年から「週刊少年マガジン」で連載が開始された『金田一少年の事件簿』は今年で20周年となる。マンガ単行本の発行部数は累計9000万部を超える。アニメ化、ドラマ化、映画化などで大ヒットしている大型コンテンツである。
アプリで配信を開始したのは、長編『金田一少年の事件簿』File1から31冊、また今回初めて電子化された短篇集『金田一少年の事件簿』の1巻から4巻、サブキャラクターの明智健悟が活躍する特別編『明智少年の華麗なる事件簿』と『明智警視の優雅なる事件簿』の計37冊である。また、マンガとは違った側面を見せる小説版『オペラ座館・新たなる殺人』も配信している、価格はいずれも各500円となっている。
購入前に作品の冒頭の1話分、小説は冒頭2章分を試し読み出来る。無料で楽しめるコンテンツは、総計1000ページ以上にも及ぶ。
カラーイラストの壁紙が収録されているのも当アプリの特徴だ。またアプリからも公式Twitterアカウント(@kindaichi20)の最新ツイートを確認出来る。このほか既に「ニコニコ静画」とのコラボも行なっており、今後も積極的に展開していく。
【真狩祐志】
画像: (c)天樹征丸・金成陽三郎・さとうふみや/講談社
『金田一少年の事件簿』20周年
/http://www.kindaichi20.com/
iPhone・iPadアプリ /http://itunes.apple.com/jp/app/id501940927
ニコニコ静画 /http://info.nicovideo.jp/seiga/kindaichi_20th/