AMDアワード LAミクライブやニコ生、3DS、モテキ、LINE等
デジタル・コンテンツ・オブ・ジ・イヤー‘11/第17回AMDアワードの年間コンテンツ賞(優秀賞)9作品を発表した。
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AMDアワードはデジタルメディア業界の発展を目指して設けられているもので、前年に際立った活躍をした新技術やコンテンツ、サービスを選定し顕彰する。優秀賞受賞作は、今後決定する大賞/総務大臣賞、AMD理事長賞の候補作品としての位置づけにもある。
AMDアワードは対象領域を幅広くしていることから、例年、テクノロジーからコンテンツ、サービスまで多彩な作品が選ばれる。本年もかなりユニークな作品が並んでいる。
本年はゲーム系の優秀賞が3作品と全体の1/3を占めているのが目を惹く。ハード機では新世代の携帯ゲーム機として発売された「ニンテンドー3DS」(任天堂ニンテンドー3DS開発チーム)、ゲームソフトでは「DARK SOULS」(「DARK SOULS開発チーム)が選ばれた。また、ソーシャルゲームの盛り上がりを反映して「おさわり探偵なめこ栽培キット」(ビーワークス)が入っているのは2011年らしい特徴だ。
映像コンテンツでは、テレビドラマ「マルモのおきて」(フジテレビジョン/共同テレビジョン)と深夜ドラマからの劇場進出で注目を浴びた「モテキ」(東宝/オフィスクレッシェンド)、コマーシャルでは「九州新幹線全線開業 「祝!九州」キャンペーン」(「祝!九州」制作チーム)が選ばれている。
また、サービス系ではニワンゴが運営する「ニコニコ生放送」が受賞した。こちらはインターネットを通じてライブな経験を提供することで人気のウェブサービスだ。デジタルコンテンツの拡大が進む一方で、むしろ注目されているライブ経験やインタラクティブ性を取り込んだ。サービス関連では、NHN Japanが提供する無料通話、無料メールアプリ「LINE」がピックアップされた。
さらに今回注目されるのは、2011年7月2日にロサンゼルスで開催されたライブイベント「MIKUNOPOLIS in LOS ANGELES−はじめまして、初音ミクです–」(MIKUNOPOLIS 2011 実行委員会)である。デジタルコンテンツの賞にライブイベントと驚きを与えるが、このライブはバーチャルアイドルである初音ミクをコンサート会場にホログラムで出現させるというものだ。海外のコンサートであるにも関わらず、5000席あまりのチケットが完売したことでも話題を呼んだ。
もともと初音ミクは、インターネットのユーザー・ジェネレーション・コンテンツとして成長してきた。ライブとデジタルの融合という今日的なあり方を代表するものと言えるだろう。
AMDアワードは、3月19日に明治記念館で授賞式を開催する。その場で大賞/総務大臣賞、AMD理事長賞などの各賞が発表される。
デジタルメディア協会 /http://www.amd.or.jp/
第17回AMDアワード
年間コンテンツ賞「優秀賞」
■ おさわり探偵なめこ栽培キット ビーワークス
■ 九州新幹線全線開業 「祝!九州」キャンペーン 「祝!九州」制作チーム
■ DARK SOULS DARK SOULS開発チーム
■ ニコニコ生放送 ニワンゴ
■ ニンテンドー3DS 任天堂ニンテンドー3DS開発チーム
■ マルモのおきて フジテレビジョン/共同テレビジョン
■ MIKUNOPOLIS in LOS ANGELES −はじめまして、初音ミクです –
MIKUNOPOLIS 2011 実行委員会
■ 無料通話、無料メールアプリ「LINE」 NHN Japan
■ モテキ 東宝/オフィスクレッシェンド
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