トランスフォーマーは変形ロボットキャラクターとして世界中で人気だが、今回は幅約130m、高さ約20m世界最大級のトランスフォーマーを実現した。冬まつりのなかでも、一際、目を惹くに違いない。
旭川の雪像は、もともと道路の除雪で集まり処理に困った大量の雪の活用から誕生した。日本一寒い旭川という特徴を活かし、骨組みを一切使わず雪のみで雪像を作るのが特長になっている。
今回イベントの目玉にトランスフォーマーを選んだのは、日本発の玩具コンテンツあること、ハリウッド映画を通じて世界的人気であることが理由だ。トランスフォーマーであれが、世界中の人たちに楽しんで貰えるはずという。
大雪像の制作にあたっては、約7万立米もの雪が使用されている。排雪をベースに周りを白い雪のブロックで雪化粧し、演出する。
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雪像のモチーフはオプティマスプライムとJR旭川新駅舎で、幅は約130m、奥行き約40m、高さが約20mとなる。さらにビルの約4階相当の高さにテラスが設置され、約100mの雪と氷の滑り台2本が設置される。大雪像の向かいにある雪のバルコニー(幅約60m×高さ約10m×奥行約20m)もトランスフォーマーからバンブルビーをモチーフとした。会場中央にも、バンブルビー中雪像が設置されている。
制作にあたっては東海大学非常勤講師の大谷薫さんがデザイン、陸上自衛隊第2師団約240名の隊員から成る製作協力隊が約1ヶ月をかけて完成した。
雪像に合わせて、会場中には至るところにトランスフォーマーが隠されている。2月11日、12日には「トランスフォーマーを見つけて旭川米をゲット!~探せ!ト“ライス”フォーマー~」と題したイベントも行われる。
休憩所「ほっ。とラウンジ」では、過去から最新作までトランスフォーマーの玩具を展示する。さらに4月放送開始のアニメ『超ロボット生命体 トランスフォーマー プライム』の放映も行う。
第53回旭川冬まつり」
期間: 2012年2月8日(水)~12日(日)
9:00-21:00(最終日は20:00まで)
場所: 北海道旭川市 石狩川旭橋河畔、平和通買物公園
/http://www.city.asahikawa.hokkaido.jp/files/kankou/awf/