スピルバーグも、自身が監督した『レイダース 失われたアーク』が「タンタン」に似ていると指摘されたことで興味を持ち、長年映画化の機会を探ってきた。続編の制作も決定している。
原作漫画の「タンタンの冒険」シリーズは、50カ国語以上に翻訳され2億5千万部以上が販売されている。今回の映画化は、全24話から「なぞのユニコーン号」、「レッド・ラッカムの宝」、「金のはさみのカニ」を下地とした。
一方、今年は原作者のエルジェが没後20年という節目でもある。2月4日からはそのエルジェにスポットを当てた映画『タンタンと私』が公開になる。フランスの巨匠漫画家・メビウスも大ファンであるというエルジェの人となりに迫る。
2003年に制作された映画だが、この機会に見てみるのもよいだろう。本音を語りすぎて30年も封印されていたインタビュー音源など、貴重な資料で溢れている。

(c)HERGE/MOULINSART2011 (c)2011 Angel Production, Moulinsart
劇場は、東京は銀座テアトルシネマ、新宿K's cinema、渋谷アップリンクから、大阪はテアトル梅田からスタートする。
公開に当たって入場料が2名で1000円になる割引キャンペーンも実施される。条件は、特徴のあるタンタンのヘアスタイル「タンタンヘア」の者、名前に「タ」か「ン」が含まれる者、自作の漫画を描いて持参した者のいずれかとなっている。
【真狩祐志】

(c)HERGE/MOULINSART2011 (c)2011 Angel Production, Moulinsart
映画「タンタンと私」
2012年2月4日(土)から
渋谷アップリンク、銀座テアトルシネマ、新宿 K's cinema ほか全国順次公開
/http://www.uplink.co.jp/tintin/