コンテンツファンドに新たな仕組み アプリやキャラ対象に少額出資
ファンからの支援を積み上げて新規のコンテンツを生みだす、そんな新たな仕組みへの試みが発表された。株式会社ベアーズ、株式会社ザイタス・パートナーズは、
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ベアーズはゲーム・アニメの企画・プロデュースを手がける企業で、GDH(現ゴンゾ)で数々のプロジェクトを手がけた後藤文明さんが代表を務める。また、ザイタス・パートナーズは、映像・ゲーム・キャラクターなどの知的財産権を利用した支援ビジネスを手がける。
「みんなのファンド」の特徴は、1口1万円から5万円までの少額単位の投資が可能になっていることである。投資はウェブ上での決済が可能となり、また、運用状況の確認も出来る。これまでの敷居が高い、内容が確認しづらいとされてきたコンテンツファンドに新たなやりかたを盛り込む。
投資であると同時に、ファンによるコンテンツ支援も目指しているようだ。両社は「趣味の領域を飛び越え、コンテンツの制作の一員になってもらう」、「新しいコンテンツの楽しみ方を提供する」とその目的を説明する。また、投資家には出資対象のコンテンツに応じて、オリジナルの出資者特典を予定している。
第1弾コンテンツには、マンガ家・宮下あきらさんによる描き下ろしスマートフォンアプリ「漢!!湾岸署」を取り扱う。ファンドの総予算は2150万円、1口5万円(最大10口まで投資可能)からの出資を募る。アプリはユーフォロスが開発する。出資者特典には分配金のほか、このゲームで使えるレアカードが特典となる。
また、第2弾コンテンツは、東北復興支援キャラ東北ずん子「東北ずん子ボイスロイド」になる。「東北ずん子」のボイスロイド(入力文字読上げソフト)の制作とDVD発売をする。ファンドの総予算は450万円、こちらはより手軽な1口2万円(最大10口20万円まで投資可能)からの出資となっている。特典は東北ずん子のタぺストリーである。
コンテンツファンドは、国内でも2000年代初頭から半ばにかけて積極的に設立された。しかし、ファンドの運用側がコンテンツに必ずしも詳しくなかったことから、多くのファンドは運用状況が芳しくなかった。近年は、コンテンツファンドの名前を聞くことも減っている。
今回の「みんなのファンド」は小型のコンテンツプロジェクト、少額投資にすることで、投資家がより身近に感じられるようにする。新たたなかたちで、こうした殻を打ち破ることを目指しているようだ。
みんなのファンド /http://www.minfun.jp
株式会社ベアーズ /http://www.bears-inc.com
株式会社ザイタス・パートナーズ /http://www.zaitus.com/
《animeanime》