『琉神マブヤー』は2008年に沖縄ローカルのテレビシリーズとしてスタート、地域に根ざしたストーリー、演出で絶大な支持を受けた。そのムーブメントは大きな注目を浴び、テレビ放送や商品展開は、東京をはじめとする他の地域にも広がっている。全国公開となった1月7日には、TOKYO MXテレビでテレビ第2シーズン『琉神マブヤー2(ターチ)』の放映が始まっている。
『琉神マブヤー THE MOVIE 七つのマブイ』は、そんなムーブメントを受けて登場した劇場版である。よりスケールをアップして、沖縄を舞台にヒーローアクションが繰り広げられる。昨年の沖縄公開では記録的な動員を築き、今回は満を持しての全国進出となる。
そんな気合の入った公開初日には、東京・新宿ミラノにて初日舞台挨拶が行われた。劇場には主演のウルマ/マブヤー役の山田親太朗さん、サイオン/ガナシー役のISSAさん(DA PAMP)、佐野智樹監督が登壇。さらに、琉神マブヤーと龍神ガナシーも駆けつけ、会場は大きな盛り上がりを見せた。
![mabuya.JPG](/feature/articleimgs/9216/mabuya.jpg)
大歓声と伴に登場した山田さんは、沖縄の言葉で こんにちは を意味する「はいさい!」と挨拶した。映画を観終わったばかりの客席の反応のよさに安心した様子だった。
さらにお正月の過ごし方を尋ねられると、「家族でハワイに行きました」と。そして「ハワイで英語が全く通じなかったので英語を覚えたい」と今年の新たな目標を掲げた。
ISSAさんは本作の見どころについて「景色もキレイですが、特に沖縄の精神、“ゆいまーる(共同作業)”や“ちむぐくる(思いやり)”の心を感じてほしい。日本が大変なときですが、みんなで力を合わせて一つのことをやることが大事だというメッセージが込められています」とアピールした。
佐野監督は「3月の撮影直前に震災が起こり、脚本も変更を余儀なくされた部分もありましたが、目の前の危機をみんなで回避しようということが描かれています」と言葉に力を込めた。
早くも続編を望む声も聞こえてくるが本シリーズだが、佐野監督が「続きを見たいですか?」と会場に尋ねると「客席からは「見たーい!」と拍手と歓声が起きた。そして、今後の展開については、「まだまだ大きくなっていくと思います」とファンにはうれしい言葉だった。
『琉神マブヤー THE MOVIE 七つのマブイ』
/http://www.mabuyer.jp/
『琉神マブヤー』公式サイト
/http://www.mabuyer.com/