イベントには、佐藤竜雄総監督、鈴木利正監督、メインキャストとなる石原夏織さん、瀬戸麻沙美さん、茅野愛芽さんと豪華なゲストを迎えた。さらに今回新たに発表されたメカデザインを担当する日産自動車の中村史郎チーフクリエイティブオフィサー、デザイナーの大須田貴士さん、プロダクション I.G石川光久社長、読売テレビ・諏訪道彦プロデューサー、バンダイビジュアル・大河原健プロデューサーが登壇と、『輪廻のラグランジェ』のプロジェクトの大きさを感じさせた。
製作発表会は、来年1月放映予定の第1話を全編上映する異例のもの。1時間半にも及ぶプログラムでは、新発表が相次ぎ、大きく盛り上がった。
なかでも一番の驚きは、ロボット登場だろう。これまでの発表や公式サイトではその存在は全く隠されており、『輪廻のラグランジェ』は鴨川を中心とした学園アニメを装っていたからだ。今回はそれが、美少女がロボットに乗り込み異星人と戦うSFロボットアニメであることが明らかにされた。
ステージには早速、等身大のメインメカ ウォクス・アウラのフィギュアが登場。大須田貴士さんがデザインコンセプトを語り、デザイン画なども次々に披露された。
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このウォクス・アウラに乗り込むのが、鴨川育ちの明るい女子高生・京乃まどかである。宇宙人を名乗る少女ランと出会ったことから大きく生活が変わる。石原夏織さんがキャストを担当する。「明るいところが共通点、演じることで元気になる」とまどか役に取り組む。
一方、瀬戸麻沙美さんが演じるランは、クールな印象だ。ぼそぼそとあまりコミュニーケーションを感じさせない声を求められているという。
さらに第1話では登場しなかったムギナミを加えた3人の少女が物語の中心となる。こちらは茅野愛芽さん。「ゆらゆらしながら演じる女の子」とのこと。
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さらに今回の大きな発表は、オープニングテーマ、エンディングテーマのふたつの主題歌を中島愛さんが歌うというものだ。その中島愛さんがサプライズゲストで登場し、会場を沸かせた。
中島さんは「(オープニング、エンディング双方の担当は)なかなかないことで、緊張している」と今回の取り組みを語る。エンディングについてはキャッチーで快活、オープニングは「外国のかたで世界的なプロデユーサーが担当する、宇宙を感じさせる音楽」と、今後の発表を期待させるものだ。
今回は様々なサプライズとゲストによる大きな発表会となった。しかし、今後もまだまだ展開がありそうだ。2012年1月に向かって 『輪廻のラグランジェ』が発進した。
『輪廻のラグランジェ』 /http://lag-rin.com/
2012年1月放送スタート
読売テレビ/TOKYO MX/チバテレビ/札幌テレビ/中京テレビ/福岡放送
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原作・制作協力: Production I.G
総監督: 佐藤竜雄
監督: 鈴木利正
シリーズ構成・脚本: 菅 正太郎
脚本: 森田 繁、野村祐一、大野木 寛、待田堂子、梅原英司
キャラクター原案: 森沢晴行
キャラクターデザイン: 乘田拓茂、小林千鶴
オービッドデザイン: 日産自動車 グローバルデザイン本部
[大須田貴士/菊地宏幸/村林和展]
メカ総作監: 松村拓哉
CG制作: グラフィニカ
プロップデザイン: 原 由知
美術監督: 渡辺三千恵
色彩設計: 関本美津子
撮影監督: 青木 隆
3Dディレクター: 白井宏旨
編集: 坂本久美子
音響監督: 明田川 仁
音楽: 鈴木さえ子/TOMISIRO
アニメーション制作: XEBEC
製作: ラグランジェ・プロジェクト
オープニング&エンディングアーティスト: 中島愛
[キャスト]
京乃まどか: 石原夏織
ラン: 瀬戸麻沙美
ムギナミ: 茅野愛衣