特集上映は“10 years of the director who made an epoc in animation”と題しており、アニメーションの歴史を変えた監督として、新海誠監督の全作品を上映するものだ。『ほしのこえ』、『彼女と彼女の猫』、『雲のむこう、約束の場所』、『秒速5センチメートル』、そして今年公開された最新作『星を追う子ども』に至る。
新海誠監督は、90年代末から映像コンテストで受賞暦を重ねた。2002年にトリウッドで公開された『ほしのこえ』が1ヶ月のロングランとなり注目を浴びた。そのDVD売上は、世界累計で15万枚を超えるほどである。
また、ほぼ独力で25分尺の作品の登場は、個人アニメーションの新たな時代の幕開けとして話題となった。その後の、アニメーション制作を目指す多くの人に影響を与えることになる。
その後は、本格的な商業作品へと活動を移行、『雲のむこう、約束の場所』、『秒速5センチメートル』、『星を追う子ども』と制作体制も拡大している。新海監督の10年間は作品制作や作家としてのキャリアに、これまでにないあり方を示した。
今回の特集上映は、これら5作品を丸半日かけて上映するのが特徴だ。およそ5時間かけて、新海監督の10年間を体験することになる。
上映は10月8日から28日まで、作品ごとの鑑賞、全作品通しての鑑賞、旧作4本の鑑賞が可能となっている。当日のみ有効の全作品鑑賞券は一般3600円、学生2600円。
(c)Makoto Shinkai／CMMMY
10 years of the director who made an epoc in animation
新海誠監督全作品上映
トリウッド /http://homepage1.nifty.com/tollywood/
2011年10月8日（土）～10月28日（金）
12:30 「星を追う子ども」
14:45 「ほしのこえ」「彼女と彼女の猫」
15:30 「雲のむこう、約束の場所」
17:15 「秒速5センチメートル」
20:00 「星を追う子ども」
［料金］
「星を追う子ども」 一般1800円 学生・シニア1500円 小学生1000円
「ほしのこえ」＆「彼女と彼女の猫」 500円均一
「雲のむこう、約束の場所」 900円均一
「秒速5センチメートル」 900円均一
旧作4本 一般 2000円 学生 1500円（中高シニアも含む）
全作品鑑賞券（当日のみ有効） 一般3600円 学生2600円
(c)Makoto Shinkai/CoMix Wave Films