アニメ「NOIR」が米国で実写ドラマ化 Deadline報道
米国のエンタテインメト情報サイトDeadlineは、日本のテレビアニメシリーズ『NOIR』がスターズ・エンタテイメント(Starz Entertainment)によって実写アクションドラマ化されると伝えた。報道によれば、
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サム・ライミは『スパイダーマン』シリーズの監督として広く知られている。また、ロバート・タパートは『死霊のはらわた』などのジャンル映画、テレビシリーズでは大型ドラマ『スパルタカス』などを手がける。米国の大物監督とプロデューサーが関わることで、実写版『NOIR』も注目を浴びそうだ。
『NOIR』は、2001年にテレビ放映された全26話のテレビアニメシリーズだ。監督は真下耕一さん、制作はビィートレインが手がけた。
舞台は少し未来、過去を失った主人公 夕叢霧香とヨーロッパの暗黒街で裏の仕事に生きるミレイユ・ブーケが「ノワール」と名乗るコンビを組むことから物語は始まる。天性の戦士の才能を持つ霧香と孤独なプロフェッショナル ミレイユは、ヨーロッパ、中東、アジアで様々なミッションをこなす。やがて明らかになる二人の真実、濃密なドラマと二人の少女によるアクションが満載だ。
今回実写ドラマ化を手がけるとされるスターズは、有料テレビ放送の大手。米国の大手メディアコングロマリット リバティメディアグループに属する。有料放送ではあるが加入数は1880万世帯を超える。
人気の秘密は話題映画のいち早い放映や、質の高いドラマなどの存在だ。HBOと並び、米国では映画・ドラマチャンネルとしてよく知られた存在だ。『NOIR』もドラマ化されれば、かなりの数の視聴者を獲得することになるだろう。
10年前の作品、しかも日本でもコアなファンによって支持されていたアニメの米国の大手メディアのドラマ化はやや意外に映るかもしれない。しかし、米国では『ドラゴンボール』や『鉄腕アトム』のような広く知られたタイトルだけでなく、日本のコア向けな作品の実写化企画がいくつも持ち上がっている。
『アバター』や『タイタニック』の監督ジェームス・キャメロンの『銃夢』の映画化やディカプリオの持つ『獣兵衛忍風帖』の企画などが代表だ。これはハリウッドが良質な題材を求めて、世界中のコンテンツに目を向けていることに加え、米国のクリエイターに日本アニメのファンが少なくないことも理由にあるだろう。また、今回『NOIR』の実写ドラマ化で名前の挙がったスターズは、グループに日本アニメを専門に取り扱うマンガ・エンタテイメントも抱える。日本のコンテンツに馴染みが深いこと理由にあるかもしれない。
《animeanime》