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ブースは2011年よりテレビ放送の始まった『遊戯王ZEXAL』のアニメ番組とカードゲームの楽しさを紹介するものである。このブース内は壁一面に遊戯王カードを張り、『遊戯王ZEXAL』の世界の広がりを表現する。
今回はこの壁に貼られたカードの中に、5種類のQRARマークが混ぜられて展示される。そして、アララ株式会社が開発したアプリ「ARAPPLI」を起動したスマートフォンでこのQRARをかざすと、作品中で活躍するモンスターたちが効果音と共に登場する。現実の世界にあたかも仮想の物体が存在するかの様にみせる、拡張現実ならではの世界だ。
このアイディアは現在放映中の番組と連動している。『遊戯王ZEXAL』は、番組の中にARをコンセプトとして取り入れている。それだけに東京おもちゃショーでの試みは、現実の世界で似た様な体験が出来るというファンにはうれしいものとなる。
アプリの開発を担当したアララによれば、「ARAPPLI」はビジョンベース型ARと呼ばれシステムを採用している。カメラを通して現実に存在する対象物を見ると仮想のビジュアルが浮かび上がる仕組みだ。イベンや展示会での「ARAPPLI」の利用は、来場者の興味を惹き立ているという。
アララは今後も「ARAPPLI」の普及を促進し、ARを使った様々なサービスの展開を図るという。生活の中にARがもっと身近にある社会の実現を目指す。
東京おもちゃショー2011 /http://www.toys.or.jp/toyshow/
アララ /http://www.arara.co.jp/