5月27日には、主要キャラクターとそのキャスト陣が発表され、さらに注目を集めている。詳しいストーリーは未だ明らかでないが、キャラクターの陣容からそれを想像してみるのも楽しいのでないだろうか。
中国拳法を使いこなす美少女リン・シャオユウに、音楽、声優などで幅広い活動を続ける坂本真綾さんを起用。そして、『DEATH NOTE』夜神月や『機動戦士ガンダム00』刹那・F・セイエイ役などで人気の宮野真守さんが、本作のオリジナル・キャラクターである神谷真を演じる。
さらに田中敦子さん(ニーナ・ウィリアムズ役)、松岡由貴さん(アリサ・ボスコノビッチ役)、篠原まさのりさん(三島一八役)、千葉一伸さん(風間仁役)、渡辺明乃さん(アンナ・ウィリアムズ役)のキャストが明らかにされている。ゲームでお馴染みのキャラクターが並んだ。
本作は「鉄拳」シリーズの持つ世界観そのままのサスペンス・アクションムービーとのことだ。個性あふれるキャラクターたちが、謎を追いながら友情を深め、恋に悩み、そして熱い闘いを繰り広げる。

フルCG長編アニメーション3Dとのことで気になるのは映像だ。これはデジタル・フロンティアが担当する。同社はこれまでも「鉄拳」シリーズのオープニングムービーを手がけたほか、『EX MACHINA – エクスマキナ』や『バイオハザード・ディシェネレーション』などでそのCG映像のクオリティには定評がある。今回は特徴あるキャラクターたちの表情を細部まで表現し、格闘シーンをダイナミックに演出する。
監督は、『鉄拳5』、『鉄拳6 BLOODLINE REBELLION』オープニングムービーの毛利陽一さん、脚本は『攻殻機動隊 STAND ALONE COMPLEX』、『交響詩篇エウレカセブン』などで活躍する佐藤大さんである。さらに音楽に『FINAL FANTASY TACTICS』の崎元仁さんも明らかになっており、日本を代表するクリエイターが新たな『鉄拳』のために結集する。
国内公開に先立って、2011年夏に北米でのプレミア公開も予定している。原作はシリーズ累計販売が世界で4000万本を超えるだけに、海外での盛り上がりも期待される。

『鉄拳 ブラッド・ベンジェンス』
9月3日(土)より新宿バルト9ほか全国3D公開
公式サイト /http://tekken-bloodvengeance.com
[主要キャラクター/日本語版キャスト]
リン・シャオユウ: 坂本真綾
アリサ・ボスコノビッチ: 松岡由貴
神谷真: 宮野真守
三島一八: 篠原まさのり
風間仁: 千葉一伸
ニーナ・ウィリアムズ: 田中敦子
アンナ・ウィリアムズ: 渡辺明乃
企画・製作・原作: バンダイナムコゲームス
制作: デジタル・フロンティア
監督: 毛利陽一
脚本: 佐藤大
配給: アスミック・エース エンタテインメント