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2010年のヒット作『超時空!嵐を呼ぶ オラの花嫁』と伴に、日本を代表する映画として紹介された。日本映画週間には、このほか『ゼロの焦点』、『劔岳 点の記』、『南極料理人』、『スノープリンス』、『瞬』がラインナップされている。日本映画の多様性を紹介することになる。
中国では上海国際映画祭がよく知られているが、北京国際映画祭は中国のもうひとつの中核都市である北京を会場に今年初めて開催される国際映画祭である。主催は中国国家広播電影電視総局と北京市政府、イメージ大使には人気俳優のジャッキー・チェンさんとチャン・ツィーさんを起用、その意気込みの大きさが見て取れる。北京では2008年の北京オリンピック以来最大の国際イベントとなった。
『クレヨンしんちゃん』は、数多い日本のキャラクターの中でも中国で特に人気が高いことでよく知られている。大型映画祭の顔として抜擢されたかたちだ。
オープニング上映の会場はほぼ満席で、しぎのあきら監督の舞台あいさつには、子供だけでない20代以上のファンも含めて大きく盛り上がった。
上映は中国語の吹替えと中国語の字幕、上映中は笑い声が絶えなった。上映終了後は、現地のファンが監督の席の押し寄せ、サインをもらうなどの交流も行われた。
『クレヨンしんちゃん』に人気は、日本、中国だけにとどまらない。アジア地域に広がっている。5月5日方は韓国で『超時空! 嵐を呼ぶ オラの花嫁』が公開予定だ。さらに『嵐を呼ぶ 黄金のスパイ大作戦』も、台湾や他のアジア地域から上映のオファーが寄せられて、今夏の公開を予定する。
今回でシリーズ19作目となり、初の本格スパイアクションと名を打った「嵐を呼ぶ 黄金のスパイ大作戦」はシリーズは、今後、世界各国で上映されることになりそうだ。
映画『クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶ 黄金のスパイ大作戦』
/http://shinchan-movie.com/
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©臼井儀人/双葉社・シンエイ・テレビ朝日・ADK 2010
©臼井儀人/双葉社・シンエイ・テレビ朝日・ADK 2011