もうひとつの話題は、スナイダー監督の日本のアニメの愛に応えるかたちで実現した、日本版吹替への声優ユニット スフィアの起用である。人気ユニットの魅力が作品をさらに盛り上げる。
その『エンジェル ウォーズ』が構築した世界観、作品の前日譚にあたる短編アニメーションが、映画の公式サイトなどで披露されている。作品は全部で4本、DRAGON編、DISTANT PLANET編、THE TRENCHES編、そして先日公開されたばかりのFEUDAL WARRIORS編である。それぞれの映像はベイビードールが飛び込む4つの空想世界を舞台にしつつ、彼女たちが現れる前の世界を描く。
作品の監督は、スイスの映像アーティスト ベン・ヒボンさんによるものだ。ベン・ヒボンさんは、2007年にドイツのメディア芸術祭アルス・エレクトニカで大賞受賞するなどの注目のアーティストである。
『ハリー・ポッターと死の秘宝 PART1』の劇中アニメーションの担当や、カプコンのゲームソフト『キラー7』、映画『東京ゾンビ』などにもスタッフとして参加する。また、その映像世界は、日本のアニメからも強い影響を受けたというだけあり、日本人にとっても特に興味深いものだ。
このショートアニメーションのナビゲーションの声優の中井和哉さんが担当している。中井さんと言えば、『ONE PIECE』のゾロ役や『戦国BASARA』シリーズの伊達政宗役などで知られる。スフィアに続き、ここでも『エンジェル ウォーズ』と人気アニメ声優のコラボレーションが実現している。
『エンジェル ウォーズ』公式サイト
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ワーナー・ブラザース映画配給
[ショートアニメーション]
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