発表によれば、『京騒戯画』は東映アニメーションとバンプレストのコラボレーションによる新プロジェクトである。ユーザー参加型の展開を予定して、キャラクター創出型の作品を目指す。玩具企業による新たなビジネスの枠組みが試みられるようだ。
実際に、バンプレスの親会社であるバンダイナムコホールディングスを中核としたバンダイナムコグループでは、これまでアニメ関連事業はアニメ製作のサンライズ、製作・映像パッケージのバンダイビジュアルが行なってきた。
ここで敢えてバンプレストが別のかたちでアニメ製作を行なうことになる。そこにはこれまでことは異なるアニメの戦略があるはずだ。
監督には2010年に全国公開した『映画ハートキャッチプリキュア! 花の都でファッションショー・・・ですか?』で、大好評を博した松本理恵さんを起用する。若手の才能を活かしたものとなる。
また、作品は10代後半から20代前半の男女をメインターゲットした魅力ある映像表現を追求するともしている。これまで東映アニメーションが得意としてきたキッズ向けの作品とも一線を画すことになる。
現在はタイトルとロゴ、監督が明らかにされているのみだ。たらに詳しい内容は、2011年3月20日に東京ビッグサイトで開催されるバンプレスト博覧会にて発表するとしている。このイベントはバンプレス関連のアイテムやキャラクターを集めたものである。
さらに3月20日18時からは、ニコニコ動画「バンプレちゃんねる」にて『京騒戯画』のPV配信も開始する。そこから一挙に作品を盛り上げる。最新情報は、3月4日にスタートした公式ツイッター(@kyousogiga)からも発信される。
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バンプレスト /http://www.banpresto.co.jp/
東映アニメーション /http://www.toei-anim.co.jp/
「バンプレスト博覧会(バン博)」
開催日: 2011年3月20日(日) 9:00~18:00
会場: 東京ビッグサイト 西4ホール