共同購入で実現 ドリパスを使ったアニメ上映が続々登場
ドリパスにアニメが相次いで登場した。3月4日『イヴの時間 劇場版』、3月12日『老人Z』と『オハヨウ』
ニュース
実写映画・ドラマ
注目記事
-
2025年冬アニメ、一目惚れした男性キャラは? 3位「SAKAMOTO DAYS」坂本太郎、2位「薬屋のひとりごと」壬氏、1位は…
-
日岡なつみ、倉持若菜ら声優とプロデューサーが研修生の疑問に一問一答! 声優に求められる能力とは?座談会インタビュー【PR】
このドリパスにアニメが相次いで登場した。3月4日ユナイテッド・シネマ豊州の上映を目指す『イヴの時間 劇場版』、そして3月12日に池袋テアトルでの上映を目指す『老人Z』と『オハヨウ』だ。それぞれ80人と70人を成立条件としている。
両企画の特徴は、イベント性を強く打ち出していることだ。『イヴの時間 劇場版』では吉浦康裕監督トークショーを併せて開催し、さらに購入者が250人を超えれば日本最大級のスクリーンで上映するという。
『老人Z』、『オハヨウ』は、昨年亡くなった今 敏監督の仕事を振り返る「KONS WORKS」と題したものだ。劇場監督作品は昨年来たびたび紹介されているが、今さんが美術設定として参加した北久保弘之監督の『老人Z』は未見の人も多いに違いない。さらにテレビ向けに制作されたショートアニメ『オハヨウ』を大スクリーンで上映する。個性的なイベント上映が、ドリパスによって実現するかもしれない。
アニメ映画でドリパスの力が発揮され注目されたのは、今年1月22日に川崎チネチッタで行なわれた『AKIRA』の成功だろう。当初チケット購入者70人で開催決定とした上映会では、瞬く間に70枚を越え、販売枚数200枚に達した。その後は、さらに追加販売を行うほどの人気となった。
『AKIRA』はこれまでにたびたび劇場上映、テレビ放映され、映像パッケージ化された作品だ。しかし、共同購入というイベントを付加することで、もう一度劇場で観たいというニーズを掘り起こすことに成功した。
現在でも、劇場アニメは単館上映やイベント上映が少なくない。それでも集客見通しがつかないことを理由に実現しない企画もあるだろう。ドリパスであれば、とりあえず企画を提示して、そのニーズを探ることが可能だ。上映企画の広がりが期待出来る。
ドリパスは昨年8月にスタートし、サービス開始からまだ半年しか経っていない。その名前もサービスもまだ十分知られているとは言えない。今後さらにサービスが活発化し、知名度も上がれば、集客力も増すだろう。
近年、劇場アニメ興行は、急激にイベント性を高めている。そうした中で登場したドリパスとそのアニメ上映は、今後の劇場アニメの上映の在り方に新たな選択肢を与えるかもしれない。
ドリパス /http://www.dreampass.jp/
吉浦康裕監督トークショー付!「イヴの時間 劇場版」
/http://www.dreampass.jp/deals/eve/
【KON’S WORKS 】~『老人Z』×『オハヨウ』
/http://www.dreampass.jp/deals/kon-works/
《animeanime》