米国アカデミー賞 VFX部門候補はアリス、ハリー、アイアンマン等
視覚効果賞でも、5作品の候補作。『アリス・イン・ワンダーランド』、『ハリーポッターと死の秘宝』、『ヒア アフター』、『インセプション』、『アイアンマン2』である。
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昨年まで同部門のノミネートは3本とされていたが、映画における視覚効果の役割の高まりから今回より5本に拡大している。ノミネート本数の増加で、これまで以上に視覚効果への関心が増しそうだ。
ノミネート作品の特徴は、派手なVFXを盛り込んだSFやファンタジー作品が並んだことだ。娯楽大作におけるVFXの役割の大きさを感じさせる。一方で、やや意外なのは2010年に映画界を席巻した3D立体視の作品が『アリス・イン・ワンダーランド』のみだったことである。
3D=視覚効果ではないが、視覚効果を引きたてる技術として3Dの役割が大きいのは確かだろう。昨年は、3D映像の先進的な挑戦で大ブームを巻き起こした『アバター』が本部門を受賞しているだけにその差が気になるところだ。実際に『アバター』に次ぐ3D作品として期待された『トロン:レガシー』は最終7作品にまで残ったが、ノミネートには進めなかった。『タイタンの戦い』、『エアベンダー』といった3D作品も早い段階に候補作品から外れている。
一方で、映画公開の直前で映像の3D化の取り止めを決定した『ハリーポッターと死の秘宝』がノミネートされている。受賞作品は、2月27日にハリウッドのコダックシアターでの授賞式にて発表されるが、3D映画の『アリス・イン・ワンダーランド』が受賞するのか、それ以外の作品が受賞するのか、そんな視点も面白いのでないだろうか。
映画芸術科学アカデミー アカデミー賞
/http://www.oscars.org/awards/index.html
Visual Effects(視覚効果)部門ノミネート作品
■ 『アリス・イン・ワンダーランド』
■ 『ハリーポッターと死の秘宝』
■ 『ヒア アフター』
■ 『インセプション』
■ 『アイアンマン2』
《animeanime》