故今 敏監督の映画「夢みる機械」制作続行 マッドハウス発表
マッドハウスは、8月24日に逝去した今 敏監督が制作を進めていた劇場長編アニメ『夢みる機械』の制作を続行すると発表した。
ニュース
実写映画・ドラマ
注目記事
-
“金持ち”キャラといえば? 3位「名探偵コナン」鈴木園子、2位「ブルーロック」御影玲王、1位は…<25年版>
-
「アイナナ」頼れるリーダー・二階堂大和をお祝い♪ バースデーストアに潜入!【16 STAR SIGNS】
また、新たに井上俊之さんが共同作画監督となる。音楽はこれまでの作品と同様平沢進さんを起用、マッドハウスの丸山正雄さんがプロデューサーを務める。公開時期は未定としているが、今 敏監督の最後の作品が姿を見せることになる。
今 敏監督は、『パーフェクトブルー』、『千年女優』、『東京ゴッドファーザーズ』、『パプリカ』などの作品を発表してきた。いずれの作品も国内外で高い評価を受け、日本を代表する若手のアニメ監督とされていた。しかし、今年8月24日に膵臓癌により逝去し、アニメファン、アニメ関係者に衝撃を与えた。
『夢みる機械』はその監督の次回作として既に発表されていたものだ。監督はこれまでとやや異なり、子どもから大人まで楽しめるSFエンタテイメントにしたいと生前に語っていた注目作である。そして監督の逝去により、作品の今後の行方が懸念されていた。
マッドハウスによれば、制作続行不可能とも思われた時期もあったが、多くの暖かい応援の声もあり、改めて制作体制を整え、再び作品の完成に向けて動き出すことになったという。
監督代行となる板津匤覧さんは、テレビアニメ『電脳コイル』の総作画監督を務め、『妄想代理人』以降、『パプリカ』などでも今 敏監督と仕事をしてきた。また、共同作画監督の井上俊之さんは『千年女優』の作画監督を務め、『東京ゴッドファーザーズ』や『パプリカ』でも仕事をしている。今 敏監督作品にはなくてはならない存在であると同時に、日本を代表するアニメーターとして知られている。実力派のスタッフを再結集させることで、新たにスタートする『夢みる機械』の完成を多くの人が待ち望んでいるだろう。
マッドハウス /http://www.madhouse.co.jp/
『夢みる機械』 公式サイト /http://yume-robo.com/
原作・脚本・監督: 今 敏
監督代行・作画監督: 板津 覧
共同作画監督: 井上俊之
音楽: 平沢 進
プロデューサー:丸山 正雄(マッドハウス)
制作: マッドハウス
公開: 未定
当サイトの関連記事
/今 敏監督 劇場最新作「夢みる機械」公式サイトオープン
《animeanime》