日本と米国のふたつの人気アニメーションが、国境を越えたタイアップ広告を行なう。10月15日より展開が始まった劇場映画『怪盗グルーの月泥棒 ３Ｄ』の30秒コマーシャルに、日本の人気アニメ『イナズマイレブン』のキャラクターたちが応援団として登場する。アニメーション作品の中に他のアニメーション作品のキャラクターが、しかも日本と米国と異例の試みとなっている。子どもたちや業界関係者を驚かすものなる。
『怪盗グルーの月泥棒 ３Ｄ』は、10月29日から国内で企業公開をする3DCGアニメーションである。米国のフルCGアニメーションというとピクサー、ドリームワークスアニメーションがしばしば言及されるが、ユニバーサル満を持して手がけた本作はそのキャラクターと心温まるストーリーで本国にて圧倒的な支持を受けた。本国での興収2億5000万ドルは、ピクサー、ドリームワークス以外のフルCGアニメーションでは歴代1位、2010年では大ヒットとされた『シュレック フォーエバー』や『ヒックとドラゴン』を上回っている。
一方、『イナズマイレブン』は、LEVEL-5の開発したゲームソフトを原作とするアニメだ。ゲームソフト、アニメ以外にもマンガやグッズなども展開し、男の子たちから人気を集める。この12月23日には『劇場版イナズマイレブン 最強軍団オーガ襲来』が全国公開される。
今回の異例のコラボレーションの実現は、両作品のプロデューサーが旧知の仲であったことで実現したという。『イナズマイレブン』の制作スタッフが、このテレビコマーシャルのために特別なアニメを制作した。映像では『イナズマイレブン』の主人公でキャプテンの円堂守など人気キャラクターたちが、『怪盗グルーの月泥棒 3D』へ応援コメントを贈る。また、『怪盗グルーの月泥棒 ３D』の不思議なキャラクター「ミニオン」と、雷門中サッカー部メンバーが同じ場面で登場する。
コマーシャルは10月15日にオンエアーを開始、また『怪盗グルーの月泥棒 ３Ｄ』と『劇場版イナズマイレブン 最強軍団オーガ襲来』の双方の公式サイトでも配信されている。
今回のコラボレーションは、子どもたちへ作品を届けたい『怪盗グルーの月泥棒 ３Ｄ』の認知度アップにつながりそうだ。また、冬に劇場公開を準備する『イナズマイレブン』にとっては、大きな話題づくりが期待出来る。
『劇場版イナズマイレブン 最強軍団オーガ襲来』
（c） LEVEL-5/FCイナズマイレブン MOVIE 2010
『怪盗グルーの月泥棒 ３Ｄ』
（ｃ） 2010 Universal Studios. ALL RIGHTS RESERVED.
『怪盗グルーの月泥棒 ３Ｄ』
/http://tsukidorobou.jp
10月29日（金） TOHOシネマズ 有楽座ほかにて全国ロードショー
配給： 東宝東和
『劇場版イナズマイレブン 最強軍団オーガ襲来』
/http://www.inazuma-movie.jp/
12月23日（木・祝）より全国公開