「ヘタリア」 米国大手サイトでマンガ発売と同時配信
ヘタリア米国で出版、オンライン同時展開
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『ヘタリア』の電子書籍版は1巻を6つのパートに分け、第1巻を無料で配信、残りの5パートをそれぞれ0.99ドルで販売する。単行本の価格は定価10.99ドルでおよそ倍となるが、通常は小売店で値引きされるため実際の価格差はもっと小さくなる。
Tokyopopは、日本マンガの翻訳出版の大手として知られてきた。しかし、近年は米国のマンガ市場の縮小や人気作品の翻訳出版ライセンスの獲得競争が激化していることから、日本マンガのライセンス獲得を減らしてきた。
そのなかで2010年4月にライセンス獲得を発表した『ヘタリア』は、同社が現在力を入れる重要タイトルだ。『ヘタリア』は米国でも人気が高く、米国のアニメ・マンガファンの間で最もホットな作品となっている。アニメ版も米国の大手アニメ企業ファニメーションがライセンスを獲得しており、今後のさらなる盛り上がりが期待出来る。
米国のファンコミニティに強いTokyopopにとっては、ファン人気の高い『ヘタリア』はキラータイトルの位置づけにある。今回の出版、配信の同時展開は、この重要作品をきっかけに電子マンガ配信ビジネスより深く切り込んでいく狙いがあるとみられる。
Tokyopopと手を組むcomiXologyは、2007年に電子コミックスの販売サイトとしてスタートした。現在はiPhoneやiPad、iPod Touchに向けても作品の販売を行っている。主にマーベルやDCなどのアメリカンコミックスの2大出版社の作品を中心に現在およそ3000タイトルを取り扱う。米国で最も有力なコミック販売サイトである。
しかし、これまで日本のマンガは扱って来なかった。今回そのcomiXologyで、あえて日本マンガを販売するTokyopopの戦略にも関心が集りそうだ。
Tokyopop /http://www.tokyopop.com/
comiXology /http://www.comixology.com/
《animeanime》