「空中ブランコ」伊テレビアニメーション祭で最優秀賞受賞
イタリアのラッパロ(Rapallo)で開催されたCartoons on the Bayにて、日本のテレビアニメ『空中ブランコ』が、PULCINELLA AWARDS 2010のヤングアダルト向けテレビアンメーション部門最優秀賞を受賞した。
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中村健治氏を監督に、東映アニメーションが制作した。アニメーションに実写や写真をコラージュ風に組み合わせた斬新な映像表現が注目を浴び、フジテレビのアニメ放映枠「ノイタミナ」などで放映された。日本では日本映画テレビ技術協会の映像技術賞映像技術奨励賞を受賞するなどその映像への評価も高い。今回は国内に続く海外での受賞となる。
フェスティバルは、プレスクール部門、キッズ部門、トウィーン(TWEEN)部門、ヤングアダルト部門と4つのテレビニメーション賞のほか、教育作品、テレビ作品のパイロット映像、クロスメディア・プロジェクト、インタラクテブアニメーション、短編アニメーションなど様々領域で賞を設けている。
ヤングアダル部門では8作品が公式上映され、そのうち3作品がノミネートに選ばれた。『空中ブランコ』はそこからさらに最優秀作品に輝いた。また、東映アニメーションの作品では、『マリー&ガリー』がトウィーン部門5つのノミネートの中に選ばれている。
Cartoons on the Bayは、テレビアニメーションとクロスメディアのためのアニメーションにフォーカスしたユニークなイベントとなっている。映画や短編アニメーションが注目を浴びることの多いアニメーションの世界では、珍しいコンセプトとなっている。
開催は昨年までイタリアのテレビ局が主催してき国際テレビアニメーションフェスティバルを発展させ、今年初めて開催した。これまでの世界で唯一のテレビアニメーションのフェスティバルにクロス・メディアのコンセプトを加えた。世界的にテレビアニメーションの制作が急増して行く中で、今後大きな注目を集めるフェスティバルになる可能性を持っていそうだ。
『空中ブランコ』 公式サイト /http://www.kuchu-buranko.com/
Cartoons on the Bay /http://www.cartoonsbay.com/
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