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その上映ラインナップがこのほど出揃った。海外の作品だけでなく、国内若手の作品も取り混ぜて、アニメーション映像表現の広がりを紹介する。
さらに、今回は特集上映として片渕須直監督の作品を取り上げる。昨年暮れにラピュタ阿佐ヶ谷での上映もきっかけとなり大きなムーブメントになった『マイマイ新子と千年の魔法』と監督の劇場前作の『アリーテ姫』である。『アリーテ姫』は劇場上映の少ない作品だけに、チエックしておきたいところだ。
第10回目となる今年は、エストニア、ドイツ、スイスといった国々の作家にスポットをあてている。なかでも、エストニアの巨匠であるプリート・パルンさんの最新作『雨の中のダイバー』が上映されるのは見所のひとつだろう。
さらに『プリーズ・セイ・サムシング』でベルリン映画祭短編部門グランプリを受賞したドイツのなど、世界の最新のアニメーション・シーンを紹介する。ラピュタアニメーションフェスティバルならではラインアップだ。
また、日本の作家では若手作家に注目する。「日本の注目若手作家たち」のプログラムで、和田淳さん、水江未来さん、一瀬皓コさん、植草航さんらの作品が紹介される。さらに「立体アニメーションのいま」と名づけた特集でも、日本作家が多数取り上げられる。
「第10回 ラピュタアニメーションフェスティバル 2010」は、5月9日から6月5日までラピュタ阿佐ケ谷にて開催。
入場料金は一般1200円、シニアと学生は1000円、さらに会員800円、3回券2700円などの割引価格も設定されている。また水曜はサービスデーで1000円均一となっている。
特集上映『第10回 ラピュタアニメーションフェスティバル 2010』
/http://www.laputa-jp.com/laf/
詳しいプログラムはこちらで確認ください。
/⇒ ラピュタアニメーションフェスティバル 2010 プログラム
開催期間: 2010年5月9日(日)〜2010年6月5日(土)
開催場所: ラピュタ阿佐ケ谷
主催: ラピュタアニメーションフェスティバル実行委員会(ラピュタ阿佐ケ谷内)
後援・協力: 杉並区、株式会社ふゅうじょんぷろだくと、アート・アニメーションのちいさな学校
入場料金:
一般 1200円、シニア・学生 1000円、会員 800円、3回券 2700円
水曜サービスデー 1000円均一
上映内容
~世界のアニメ−ションが大集合した魅力的なプログラム〜
[メインプログラム:世界の未知なるアニメーション作家たち]
■ マッティ・キュット(エストニア)[4作品/計68分]
〜自由奔放なシュルレアリスム作家〜
■ ジョルジュ・シュヴィツゲベル(スイス)[14作品/70分]
〜色彩をリズムとともに奏でる映像〜
■ デヴィッド・オライリー(ドイツ)[5作品/計37分]
〜新時代のデジタル・アニメ−ション〜
■ ギル・アルカベッツ(ドイツ)[計10作品/計60分]
〜理知に富んだユーモアセンス〜
■ イゴール・コヴァリョフ(ウクライナ/アメリカ)[5作品/70分]
〜作品を貫く暗示に満ちた緊張感〜
[その他のプログラム]
■ エストニア最新作品集[4作品/計68分]
■ エストニア作品集 [3作品/計66分]
■ エストニアの巨匠 プリート・パルン 待望の最新作『雨の中のダイバー』
■ 日本の注目若手作家たち
■ ユーリー・ノルシュテイン作品集[5作品/計71分]
■ ベラルーシ作品集
■ ズデネック・ミレル作品集(チェコ)
■ ふしぎな庭(チェコ)
■ 立体アニメーションのいま
[特別上映 片渕須直監督特集]
『マイマイ新子と千年の魔法』(2009)
『アリーテ姫』(2001)