この映画祭は最新作谷口版『時をかける少女』と合わせて、筒井康隆さんの原作から映像化された数々の作品の中でも特に人気の高い2本を同時に上映するものだ。ひとつは1983年の大林宣彦監督による所謂大林版として知られる原田知世さんが主演したもの、もうひとつは2006年の細田守監督によるアニメーション版だ。
いずれも極めて高い評価を受けた名作だけに、最新作も含めた一挙上映はかなり贅沢なものと言っていいだろう。また、2010年版は全く新しい物語を持ちながら、原作、そしてこれまで映像化された数々の作品に対するオマージュに溢れている。これらを一緒に観ることで、また楽しみ方も広がる。

(c)映画「時をかける少女」製作委員会2010
今回のイベントの魅力は映画だけでない。映画上映前には、豪華ゲストによるトークショウが行われる。登壇予定者として、原作者筒井康隆さん、1983年版監督大林宣彦さんを予定する。さらに谷口正晃監督、2010年のヒロインを演じる仲 里依紗さんである。仲 里依紗さんは、アニメーション版の主人公紺野真琴役も演じている。
4人のゲストが、原作から今回上映される3つの映画それぞれをつなぐ。1960年代の原作から2010年の映画まで、まさに時を駆け抜けるトークとなるだろう。
また、映画祭の間にはプレミアグッズのプレゼント抽選会も実施、お祭り感を盛り上げる。時間は2月27日15時半から22時35分まで、たっぷり『時をかける少女』づけになる。料金は税込み4500円、チケットぴあ などで購入可能だ。
映画『時をかける少女』 /http://tokikake.jp/
2010年3月13日(土)新宿ピカデリーほか全国ロードショー