オリコン年間ランキング マンガシリーズ別ベスト3をジャンプ独占
このコミック部門作品別売り上げ部数ランキングのトップに立ったのは、3月に発売された尾田栄一郎さんの『ONE PIECE』53巻、期間中の推定売上げ部数はおよそ206万部に及ぶ。さらに、2位から4位までを同じ『ONE PIECE』の54巻、52巻、55巻が並んだ。
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出版界の中でも、その人気の高さとマーケットの大きさで無視出来ないのがマンガである。なにしろコミック部門のランキングは12位までが100万部以上、一般書籍のBOOK部門1位『1Q84 BOOK1』(村上春樹)の108万部を軽く上回り、その圧倒的な存在感を見せつける。
このコミック部門作品別売り上げ部数ランキングのトップに立ったのは、3月に発売された尾田栄一郎さんの『ONE PIECE』53巻、期間中の推定売上げ部数はおよそ206万部に及ぶ。さらに、2位から4位までを同じ『ONE PIECE』の54巻、52巻、55巻が並んだ。
ほかにも雑誌連載が長いシリーズが強さを発揮している。2009年に新たにアニメ化もされ、マンガでも物語が佳境に入る『鋼の錬金術師』(荒川弘)は、23巻が6位、21巻が7位、22巻が8位といずれもベスト10入りした。推定売上げ部数は、124万部から128万部と安定している。
海外で高い人気を誇る『NARUTO-ナルト-』(岸本斉史)も4タイトルがベスト20入り、『BLEACH-ブリーチ-』(久保帯人)は5タイトルがベスト20入りである。いずれもアニメ化されており、映像作品の人気も高い。
少女マンガでトップは矢沢あいさんの『NANA-ナナ-』。151万部の売上げは、『ONE PICE』の4タイトルに次ぐ第5位だ。さらに今年遂に最終回を迎えた『のだめカンタービレ』の22巻が11位、秋からテレビアニメの放映が始まった『君に届け』6巻が20位。
少女マンガのランキング入りはこの3タイトルである。一方青年マンガでは、過去1年間で急激に支持が増している中村光さんの『聖☆おにいさん』(17位・88万部)だけにとどまった。
個別のランキングだと分かり難いシリーズの人気を知るには、オリコンが発表するコミック部門シリーズ別売上げ部数ランキングが便利だ。
ここでもやはり『ONE PIECE』、1472万部の推定売上げ部数は、2位以下を引き離した1位である。2位には『NARUTO-ナルト-』(684万部)、3位に『BLEACH-ブリーチ-』(647万部)と発行点数の多いシリーズがつけた。『鋼の錬金術師』は581万部の4位である。
1位、2位、3位は全て、週刊少年ジャンプの掲載作品で、さらに5位に姿をみせる『銀魂』(空知英秋)、6位の『家庭教師ヒットマンREBORN!』(天野明)まで、上位陣では少年ジャンプの作品が圧倒的な強さを見せている。そうしたなかで劇場映画が公開された『20世紀少年』(浦沢直樹)が266万部で、連載を終了させた作品で唯一ランキング入りしている。
*数字はいずれもオリコン調べ
オリコン /http://www.oricon.co.jp/
オリコン2009年年間“本”ランキング【コミック部門】
(順位/推定累積総売上部数/タイトル/著者名/出版社)
1. 14721241 『ONE PIECE』 (尾田栄一郎) 集英社
2. 6836494 『NARUTO-ナルト-』 (岸本斉史) 集英社
3. 6471021 『BLEACH-ブリーチ-』 (久保帯人) 集英社
4. 5801052 『鋼の錬金術師』 (荒川弘) スクウェア・エニックス
5. 4733511 『銀魂-ぎんたま-』 (空知英秋) 集英社
6. 3694323 『家庭教師ヒットマンREBORB!』 (天野明) 集英社
7. 3076659 『メイちゃんの執事』 (宮城理子) 集英社
8. 2886942 『FAIRY TAIL』 (真島ヒロ) 講談社
9. 2655379 『20世紀少年』 (浦沢直樹) 小学館
10. 2614269 『聖☆おにいさん』 (中村光) 講談社
オリコン調べ(/http://www.oricon.co.jp/)
《animeanime》