コンテンツ文化史学会 第1回大会開催 アマチュア文化テーマ
複数分野のコンテンツを統合的に考察し、文化史的な研究を行うコンテンツ文化史学会が、11月28日に第1回大会を開催する。第1回の開催テーマを「アマチュア文化とコンテンツの未来」とし、特にアマチュアによる創作がコンテンツ文化全体に与えている意味を探求する。
ニュース
学問/教育
注目記事
-
2025年冬アニメ、一目惚れした男性キャラは? 3位「SAKAMOTO DAYS」坂本太郎、2位「薬屋のひとりごと」壬氏、1位は…
-
日岡なつみ、倉持若菜ら声優とプロデューサーが研修生の疑問に一問一答! 声優に求められる能力とは?座談会インタビュー【PR】
コンテンツ文化史学会は、アニメ、マンガ、ゲーム、映画、テレビ、音楽、ネットといった文化が、それぞれが深くリンクしながらも包括的に取り扱われることが少ない中で、これを統合的に扱う学会として誕生した。これまでにも「コンテンツと場所」、「ライトノベルと文学」などをテーマに例会を開いているが、大規模な大会は今回が初となる。
そうしたなか今回は開催テーマにもとづいて、3つの研究報告とパネルディスカッションを行う。研究報告は、樺島榮一郎氏(東京大学)による「コンテンツ産業の歴史から見るアマチュア文化の成立要件」、七邊信重氏(東京工業大学)「同人ゲームにみる表現の多様化と人材育成」、中村仁氏(東京大学)「ファッションにおける自主創作と流通」である。
一方、パネルディスカッションは学界だけでなく、ビジネス界、アマチュア創作に詳しい専門家が招かれる。マンガ家で同人サークル「日本ワルワル同盟」を主宰する有馬啓太郎氏、コミックマーケット準備会共同代表市川孝一氏、マイスペースの後藤匡氏、ファンワークスの高山晃氏、虎の穴の吉田博高氏らである。
第1回のテーマにもなっているように、現在、最先端のコンテンツの現場は、アマチュア文化、そしてそれとは異なる企業の存在は切り離すことは出来ない。コンテンツ文化史学会のシンポジウムは、そうした状況を踏まえたものとなっている。
大会は東京大学工学部を会場に、11月28日土曜日に行われる。開場は12時半、13時にスタートする。学会員以外でも聴講可能となっている。参加費は非会員一般2000円、学生は1000円となる。
コンテンツ文化史学会2009年大会
「アマチュア文化とコンテンツの未来」
日時: 2009年11月28日(土)12時半開場、13時開始
場所: 東京大学工学部新2号館9階93B
参加費: 非会員2000円、非会員学生は1000円、会員無料
プログラム(予定)
13時-13時15分
趣旨説明:吉田正高(東北芸術工科大学)
13時15分-13時55分
樺島榮一郎(東京大学)「コンテンツ産業の歴史から見るアマチュア文化の成立要件」
14時5分-14時45分
七邊信重(東京工業大学)「同人ゲームにみる表現の多様化と人材育成」
14時45分-15時25分
中村仁(東京大学)「ファッションにおける自主創作と流通」
15時35分-17時
パネルディスカッション
有馬啓太郎 (マンガ家、同人サークル「日本ワルワル同盟」主宰)
市川孝一 (コミックマーケット準備会共同代表)
後藤匡 (マイスペース株式会社マーケティング・ソリューション部エグゼクティブ・プロデューサー)
高山晃 (株式会社ファンワークス代表取締役社長)
吉田博高 (株式会社虎の穴代表取締役社長)
《animeanime》