動画配信GyaOに日本テレビとフジテレビが出資
ヤフーの連結子会社である大手動画配信サイトGyaOに、フジテレビジョン、日本テレビ放送網の大手放送局の2社が出資することになった。
現在GYAOの株式はヤフーが51%、USENが49%を保有している。このうちUSENの持分の中から2社がそれぞれ発行済株式の7%を獲得する
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現在GYAOの株式はヤフーが51%、USENが49%を保有している。このうちUSENの持分の中から2社がそれぞれ発行済株式の7%を獲得する。譲渡価格は明らかにされていない。
両社の株式持株比率は決して大きくないが、GyaOの今後のビジネス展開に大きなインパクトを与えそうだ。GyaOは、もともとUSENの事業部門として誕生したが、今年4月30日にヤフーがおよそ5億3000万円で株式51%を獲得し、連結子会社にした。
Yahoo!動画とGyaOの事業統合も念頭にしたもので、動画配信サイトの大型統合として注目を集めた。今回は、これに豊富な映像コンテンツを持つ放送局が連携に参加することで、事業基盤が強化されることになる。
今回フジテレビは、GyaOが運営する有料映像配信サイトに「フジテレビ On Demand」を出店することを明らかにした。さらに日本テレビも今後、映像事業に関する無料広告モデル、課金モデル、EC連携モデルなどのビジネス全般にわたる協業の検討を行うとしている。
ヤフーは今回の合意について、近年、ネット上に動画があふれる一方で、映像の正当な権利者に正当な対価が支払われる仕組みが破壊されつつあることに言及している。そのうえで、GyaOを通じて、安心して便利に利用出来る映像配信サービスと映像の制作者、配信業者、利用者それぞれが利益を享受できる安全な映像配信システムを構築したいとする。今回の出資はそのためのものだという。
ヤフー、GyaOにとっては、やはり大手放送局からの今後のコンテンツの提供、コンテンツ配信の際の自社インフラを利用して貰うことを期待するところになるだろう。
一方、フジテレビジョン、日本テレビ放送網は、ヤフー、GyaOが持つ膨大なユーザーへのアクセスが魅力となる。既に両局とも次世代の映像ビジネスを見据えて、独自に映像配信サービスを開始している。しかし、ユーザーへのリーチという点ではまだまだ不十分だ。国内大手の動画配信サイトに出資することで、ビジネスの可能性のオプションを確保したことになる。
GyaO /http://www.gyao.jp/
ヤフー /http://www.yahoo.co.jp/
フジテレビジョン /http://www.fujitv.co.jp/
日本テレビ放送網 /http://www.ntv.co.jp/
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《animeanime》